« 電波法施行規則改正されました。 2月1日公布3月1日施行 | トップページ | 改正電波法施行規則 施行 »

2018年2月26日 (月)

50MHzの伝搬特性を鑑みた狭帯域デジタル通信の棲み分け

50MHz帯の電波伝搬は特異的です。
「僅か数分 マルチホップEsでヨーロッパが開ける」
ということが起きます。

狭帯域デジタル通信が考案される前は、SSB(J3E)またはCW(A1A)
等の信号を耳で聞くしかありませんでしたが、
狭帯域デジタル通信は「対応ソフトでデコード出来れば良い」ので
「耳では雑音しか聞こえないが、対応ソフトでデコードするとDXの信号が見えている」
という場合が多いです。

各種狭帯域デジタル通信ソフトが標準設定になっている周波数に
国内交信派と国際(DX)通信派が同居するとどうなるでしょうか。

狭帯域デジタル通信は、QRGで表す周波数を搬送波周波数にした
上側波帯(USB)の3kHzを共用します。

一般論で海外局の信号は国内の信号より微弱です。
国際(DX)通信派が海外からの微弱信号に聞き耳を立てているときに国内通信の信号が入感すると、
海外からの微弱な信号がマスクされてしまうことが起きます。

国際的標準周波数
JT65 50.276MHz (50.310MHz)   ,   FT8 50.313MHz

そこで、以下の提案が出されています。
自分には海外の信号が見えなくても、海外の局を呼ぶ国内の信号が見えたら、国内派はQRGを変えてみよう というものです。

マルチホップEsによるDXが入感した際の国内通信用周波数(案)
JT65 50.273MHz (案)  ,   FT8  50.316MHz (案)

これは 最近の狭帯域デジタル通信ソフトでは、
JT65 50.310MHz)   ,   FT8 50.313MHz
が追加されていることを受けての新たな提案です。

詳細は 下記 JP1LRT 津久浦さんのブログを参照してください。

今年の夏の6m マルチホップEsによるDXに向けて
http://jp1lrt.asablo.jp/blog/2018/02/25/8794457

アマチュア無線の楽しみ方は多種多様です。
お互いの楽しみ方を尊重するのは当然ですし、
お互いが気持ちよく通信を楽しむための策は必要でしょう。

アマチュアコードにある
「アマチュアは進歩的であること」
を鑑みれば
「いままで こんなルールは無かったから今後も必要は無い」
ではなく
「いままで こんなルールは無かったけど、どうすれば お互いが気持ちよく楽しめるか」
を考えるべきだと思います。

« 電波法施行規則改正されました。 2月1日公布3月1日施行 | トップページ | 改正電波法施行規則 施行 »

アマチュア無線」カテゴリの記事