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2017年11月19日 (日)

3,574kHzでFT8を運用する際の注意事項

DXペディション局、DX局との交信をするにあたって、
3,574kHz で FT8を運用する際には注意事項があります。

DF 900Hz以上は絶対に使用禁止です。

QRG 3,574kHz ということは、搬送波周波数が 3,574kHzです。
ここで DFを950Hzにすると、FT8のスペース時の送信電波の周波数は
3,574kHz + 950Hzで、3,574.950kHzです。
このときのマーク周波数はFT8ではスペース周波数+50Hzですから、
3,574.950kHz + 50Hz = 3,575.000kHz となります。

3,575.000kHzは日本ではアマチュアバンドの上限です。
通信速度を考慮した占有周波数帯域幅を踏まえると、
QRG 3,574kHz DF 950Hzでは占有周波数帯域幅の上側が
アマチュアバンドから逸脱します。

マージンを考えると、QRG 3,574kHzでFT8を運用する際には、
DFは800Hz以下が望ましいでしょう。

「3,574kHzでDF1000Hz以上で多くの(DX局を呼ぶ)JA局の信号がデコードできる」
という情報がありますが、
この【3,574kHzでDF1000Hz以上でDX局を呼んだ日本の局】は、
「アマチュアバンドから逸脱した」として無線局運用規則第第257条違反
となり、
行政指導もしくは
電波法第76条によるアマチュア局の3ヶ月以内の運用停止または免許取消、
電波法第79条による無線従事者免許の3ヶ月以内の停止または取消
の対象になるものです。

(「じゃあ 日本同士は?」については
QRG 3,574kHzではバンドプラン告示違反ですので、
オフバンドしなくても指導または処分対象になり得ます。
オフバンドした場合は言うまでも無く対象になり得ます。)

最新のWSJT-Xでは FT8のQRGが 3,573kHzになっています。
この場合は言うまでも無く DFを1900Hz以上にするのは危険です。

de JO1EUJ 髙橋 俊光
東京都電波適正利用推進員協議会 会長
JARL 東京都支部監査指導委員
JARL 関東地方本部区域社員

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