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2017年2月 5日 (日)

3,576kHzはオフバンド、そして危険な周波数です。

平成27年10月16日付 関東総合通信局 報道資料

http://www.soumu.go.jp/soutsu/kanto/info/27/1015uk.html


アマチュア局が動作することを許される周波数帯外の電波監視について

抜粋:
《オフバンド※1での電波発射は違反です》

※1 オフバンド
 平成21年総務省告示第126号「アマチュア局が動作することを許される
周波数帯を定める件」において示される周波数の範囲外の意。
JT65でオフバンド通信となる周波数の例 1,838kHz、3,576kHzなど

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ここで、三才ブックスが刊行している「周波数帳」のバックナンバーを見ると、
3,576.5kHz(周波数帳の方針から、搬送波周波数)に、防衛庁が
使っている周波数が載っています。
電波型式は A1AとJ3Eで、J3Eの場合はUSBです。

業務局では、占有周波数帯の中心で周波数を表しますから、
搬送波周波数 3,576.5KHz の J3E(USB)の場合は、
中心周波数は 3,578kHz となります。

ここで、3,576kHz で JT65等に出るとどうなるでしょうか。
JT65等ではUSBを使いますから、
3,576~3,579kHzの間に DF が有ることになります。
ということは、ほぼ完全に この 3,576.5kHzに妨害を与えることになります。

周波数割当には公開の原則がありますが、
世界的に治安維持関係、防衛(軍隊)関係の周波数は非公開が原則です。

今もこの周波数帳に書いてあるとおりに割り当てられているかどうかは判りません。

2004年版周波数帳までは類似表記で掲載が確認できています。
さらに「3,578.5kHz は気象庁が使用している」と掲載している号(2004年版)もあります。
この周波数にも3,576kHzの使用は妨害を与えますね。

3,576.5kHzの防衛庁の割当は今も有効なのか。
これは総務省の免許情報検索でも検索は不可能でしょう。

3,578.5kHzの気象庁は出てくる可能性は有りますが、これも
位置づけによっては非公開でしょう。

学生時代の同期の友人の一人で、一総通持ちの方が気象庁に就職しています。
その友人は、気象庁本庁(日本の某所にある通信所)で、
マーカス島(南鳥島)との短波通信回線を担当したことが有り、
周波数は教えてくれませんでしたが、短波帯に何カ所か、
電波伝搬を考慮して使い分けするための専用周波数があることを
言っていました。

ネット回線が発達した今では、衛星経由で通信するでしょうけど、
短波回線をバックアップで持っている可能性は否定できません。

この周波数帳掲載の割当が今も在るとすれば、
3,576kHzでJT65を運用すると、
3576.5kHzや3,578.5kHzに妨害を与えることになります。
この場合は、電波法第一〇八条の二に規定する「重要無線通信妨害」を
適用される可能性が高いことになります。

ですので、3,576kHzでの運用はオフバンドですし、上記理由から、
意図的でもうっかりでも絶対にやってはいけません。

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