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2016年11月

2016年11月24日 (木)

1200MHzレピータに関わるパブコメ結果。

意見提出は法人2件、個人2件。
 1200MHzレピータの免許人はJARLなのに、
JARLからの意見が無いのは寂しい。

JARLの性格上、持ち回り理事会もしくは定例理事会で
提出する意見を推敲、稟議してから提出しなければならない
はずなので、間に合わなかったか。

1200MHz帯のレピータの免許人はJARLであることを踏まえれば、
(8)の「アマチュア局のうちレピータ局の空中線電力は1W以下
という部分は直接の利害関係者であるから、意見を出すべきだった
と思います。
 

個人の意見2件のうち片方では経過措置を求めており、それに対して

「既存局については、基本的には設備等の変更又は再免許までの間に
減力していただくこととなります。
免許人である「一般社団法人日本アマチュア無線連盟」と調整の上
今後、適切に進めさせていただきます。」

と総務省はコメントしているので、その協議結果はJARLは公表するでしょう。

パブコメ結果は下記URLから。

http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban15_02000124.html


参考
2016年10月21日 (金) 当ブログ
総務省 パブリックコメント 1280MHzレピータに関わります
http://jo1euj-tom.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/1280mhz-0a3d.html

2016年11月19日 (土)

開局35年目

今日 平成28年11月19日は、私の「移動するアマチュア局」
に関しては節目の日です。

最初の免許の日は「昭和56年11月20日」です。
そう 今日で35年目なのです。

明日以降の再免許は平成28年4月4日に完了しています。

これからも 当ブログをよろしくお願いいたします。
もちろん 私がオンエアしているときにも、よろしくお願い
いたします。

2016年11月15日 (火)

狩猟解禁と狩猟家による不法局対応

今年も11月15日を迎え、本州では、いわゆる「猟期」に
入りました。来年2月15日までですね。

各地の猟場では、狩猟家による不法局、違法局が確認できる
機会が増えますが、熱心さのあまりの深追いは禁物です。

地道な「電波法第80条による報告」しかありません。
「なかなか取締に来てくれない」という思いは大きいと思いますが、
総合通信局の電波監視官だけではなく、
取締場所を管轄する警察暑の強力が必須です。

また、被疑車両を誘導し、停車させ、検問を行うのには
相当のスペ-スを必要としますので、取締場所も問題
なのだそうです。

猟期に関して
https://www.env.go.jp/nature/choju/hunt/hunt2.html

ドッグマーカーには、アマチュアバンドを使ったものが有りますが、
その場合は不法局、違法局となってしまいます。
また、アマチュア無線の免許を持っている者同士の通信でも、
狩猟に関する内容の通信は問題になる場合が有ります。
関連案内(関東総合通信局)
http://www.soumu.go.jp/soutsu/kanto/re/info/dog/

合法のドッグマーカーの例 メーカー(古野電気)の案内
https://www.furuno.co.jp/news/all_category/20140902_001.html

de JO1EUJ 髙橋 俊光
JARL東京都支部監査指導委員
JARL関東地方本部区域社員
東京都電波適正利用推進員協議会 会長

2016年11月13日 (日)

ニュージーランドで大地震発生。 念のため非常通信に警戒を。

日本時間11月13日20:02頃、ニュージーランド南島付近を
震源とするM7.8の地震が発生し、PTWCは現地で津波を
観測したと発表しました。

気象庁によると、この地震による日本への津波の影響は
ありません。

なお、この地震の後もニュージーランド南島付近を震源とする
地震が相次いでおり、13日20:32頃にはM6.2の地震が
発生しています。
【11月13日21:50現在、レスキューナウまとめ】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161113-00000009-rescuenow-int


ニュージーランドは第3地域です。
下記周波数で非常通信が行われる可能性が有ります。

3600kHz (All Modes ±5kHz),
7110kHz (All Modes ±5kHz),
14300kHz (All Modes ±5kHz),
18160kHz (All Modes ±5kHz),
21360kHz (All Modes ±5kHz)

上記周波数のソースはIARLの以下のURLです。
PDFの82ページ参照
http://www.iaru.org/uploads/1/3/0/7/13073366/emcommguide_1sept2016.pdf


de JO1EUJ 髙橋 俊光
JARL東京都支部監査指導委員
JARL関東地方本部社員
東京都電波適正利用推進員協議会 会長

11月14日 05:10追記

下記情報に依れば 14,300kHzで非常通信実施中とのこと。
https://forums.qrz.com/index.php?threads%2Fearthquake-and-tsunami-new-zealand.544354%2F


平成28年11月14日 06:25追記

当初報
http://earthquaketrack.com/quakes/2016-11-13-11-02-57-utc-7-4-10

マグニチュード7.8に訂正
http://earthquaketrack.com/quakes/2016-11-13-11-02-56-utc-7-8-23

2016年11月 8日 (火)

持っていない設備、社団の構成員名義貸しと刑法第157条

無線局の免許を申請する際に、「実際には無い設備」を「工事設計書」に記載し、
それによって無線局の免許を受けた場合を考えます。

アマチュア局の場合は、購入予定や自作予定のものを記載しますが、
「実際には買うつもりが無い」のに「免許される周波数帯、電波型式を広くしよう」
として記載することが行われる場合が有るようです。
(現実に、とある雑誌においては、何年か前に「できるだけ少ない数の無線機で、
できるだけ多くの周波数帯、電波型式の免許を受ける方法」として記事が載ったこと
が有ります)

工事設計書に虚偽記載をし、その結果無線局免許状が発給された場合は、
刑法第157条の公正証書原本不実記載等罪または同第2項の免状等不実記載罪に
問われる可能性が有ります。

実際には無い設備を工事設計書に記載し、
無線局免許状にその設備に基づく周波数、電波型式、空中線電力の記載を受けた場合は、
刑法第157条第2項の
「公務員に対し虚偽の申立てをして,免状,鑑札又は旅券に不実の記載をさせた者」
という要件を満たすことになり得ます。



社団のアマチュア局の場合は、2名以上の「アマチュア局を操作できる無線従事者」
が必要です。
この場合、構成員名簿(無線従事者選任届)に名義貸し行為が在った場合も、
刑法第157条第2項の免状等不実記載罪に問われる可能性が有ります。

自分自身以外に、たまたま無線従事者免許証番号、氏名等の
「構成員名簿記載内容」を知った他人の情報を構成員名簿に記載して、
構成員2名以上として社団のアマチュア局の申請を行った場合
でも、
工事設計等が適正で有れば、社団のアマチュア局の免許状は発給されます。

この場合、構成員名簿に勝手に記載された方が、
「その社団局、知らないよ」と言った場合には、どうなるでしょうか。

また、「構成員名簿に載っているのは知っているが、社団局を開設するために名前を
貸した」
という場合も問題になる可能性が有ります。

現実に取り締まるか否かは別にして、
「持っていない設備」や「構成員の名義貸し」は
刑法第157条および同第2項に問われる可能性があることは、知っておくべきだと思います。

刑法第157条 公正証書原本不実記載罪の解説ページ
http://park.geocities.jp/funotch/keiho/kakuron/shakaihoueki2/koukyonoshinyo/17/157.html

2016年11月 3日 (木)

太陽光発電事業者のための法律Q&A から引用 アマチュア無線家からのクレーム対応

太陽光発電事業者のための法律Q&A <第21回>

太陽光パネルに対するアマチュア無線利用者からのクレームに
どう対応すべきですか?

アマチュア無線利用者の隣地で太陽光パネルを設置することの違法性

弁護士法人 匠総合法律事務所 代表社員弁護士 秋野卓生

2016/11/02 00:00

http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/feature/15/407251/102400016/?P=1

######引用はじめ

先日,当事務所あてに法律相談がありました。
相談者は,住宅会社の経営者でした。

 この会社の開発した「分譲地(以下「本件土地」)の向かいに住んでいる住民
(以下「隣人」)が,
アマチュア無線を利用しており,自宅の屋根及び庭に大きなアンテナを設置して
いました。

この隣人から,自分がアマチュア無線を利用している以上,太陽光パネルの設置は
やめていただきたい旨の申し入れがあったという事案です。

#####引用ここまで。

記事の内容は以下の通りです。

(1) 申し入れをしたアマチュア局免許人が、太陽光パネル設置禁止の仮処分
   申し立てをした際に仮処分が認められる可能性は基本的に低い。

(2) 争いになった場合に考えられる一般的なリスク
   (商品価値の問題、販売後の購入者と隣家との関係悪化の懸念など。)

(3) 太陽光パネルが発生するノイズにより、アマチュア無線を満足に楽しめなくなる
   場合、たとえば雑音増加の受忍限度は「アマチュア無線家が考える限度」と
     「アマチュア無線をしていない方が考える限度」の差が争点になりやすいことを
示唆している

特に(3) については、アマチュア無線家目線では

(4)  「ノイズ対策、反射光対策の有無にかかわらず、設置は断固反対」
    (記事中の「隣人」は、この考えなのでしょう。)

という態度に出る方と

(5) 「ノイズ対策、反射光代策をしっかりやってくれれば良い。
  検証が必要なら協力しますよ」

という方がいることに留意する必要が有りますが、
そこまでは字数の関係かもしれませんが言及していません。

さらに、アマチュア無線をしていない方から見れば、

(6) 「大きなタワーとその上のアンテナに対しては、地震、台風などでの倒壊の
  危険性がある」

(7) 「景観が壊れる」

(8) 「電波障害発生の懸念」

が問題になることが多いことを念頭に置かなければなりませんが、これも記事では
言及していません。

「状況的に考えて(4)~(8)に留意するのは当然」だからなのでしょう。
【(6)~(8)は、記事には一見無関係のはずですが、設置を巡って感情問題になった
場合は、物件購入者(太陽光パネル設置工事発注者)が言い出す可能性が
有ります。】

記事2ページ目にある

>>今回のケースで太陽光パネルメーカーが、「半径100m以内に無線をされている
>>方がおられる場合は相談下さいとしている」という運用を取っておりますのは,
>>事案のような事実上のトラブルが発生する可能性に配慮した結果と思われます。

の部分は(4) の主張を太陽光パネルメーカーや施工会社にする方が現実に
居ることを示唆(暗喩ですが)しています。

さらに、4ページの

>>他方で,隣人が被る損害は,あくまで趣味としての活動に過ぎないアマチュア
>>無線の利用に支障を来す可能性があるという程度のものです。
>>受忍限度論は,元来,公害事例やプライバシー侵害など、
>>重大な利益との衡量のもとで生み出されたので,
>>本件で住宅会社による建物建築に違法性までが認定される可能性は
>>高くないでしょう。

の部分を『「たかがアマチュア無線」と馬鹿にするな』と内心反発するのはいいとしても、
それを近隣等への態度に出してしまうと、もし電波障害が発生した場合、
被障害機器にフィルタを付ければ解決する状況(メーカーによる無償補修
もしくはアマチュア局免許人による負担のどちらでも)になっても、
対策が困難になる可能性は非常に高くなります。

その観点で、6,7ページでは
『「たかがアマチュア無線」という態度は取らないように』
を暗喩していると思います。

過去に何度か電波障害対策指導にアマチュア局や被障害宅を
訪問したことがありますが、
極端な場合では
「お前のテレビ(ステレオ)がボロだから」とか
「お前がアマチュア無線を止めればいいのだ」という感情問題に
なってしまった場合には、その感情問題の沈静化から始めるのです。

その経験から言って、6,7ページのまとめ方は
「施工業者はクレームを付けてくるアマチュア局にどう応対するか」
を学ぶ
きっかけとなると思います。

de JO1EUJ 髙橋 俊光
JARL東京都支部監査指導委員
JARL関東地方本部区域社員
東京都電波適正利用推進員協議会 会長

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