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2015年9月

2015年9月28日 (月)

用語解説シリーズ 73回目 「ドローンとアマチュア無線」

昨日、一昨日は、ビックサイトで開催された

「第55回模型ホビーショウ」で、

(一財)日本ラジコン電波安全協会 に、
東京都電波適正利用推進員協議会が協力する形で
ラジコン機器の適正利用を周知啓発していました。

出席者は推進員は私を入れて3人。
日本ラジコン電波安全協会からは、ご自身も推進員をされている方が
協会職員として出席です。

最近話題の「ドローン」ですが、一部機種に「画像送信機」を搭載して
いるものが有ります。(要は「カメラ搭載」の機種です。)

そして、その中には、5.8GHz帯のアマチュアバンドを使用している
製品も在り、それに該当する製品の中には

「本製品のカメラ画像を無線伝送するにはアマチュア無線の免許が
必要です。また、撮影目的もアマチュア無線の範囲に限ります」
と注意喚起している製品があります。

このドローン搭載カメラがアマチュアバンドを使っている場合は、
30年前は第二級アマチュア無線技士以上でないとダメでしたが、
今は第四級アマチュア無線技士でもOKです。

他の周波数帯、2.4GHz帯を使うカメラの場合も、機種によっては
アマチュア無線の免許が必要です。
(2.4GHz帯にアマチュア無線の周波数帯が有りますので)

もし、アマチュア局の免許も必要なのに、免許を受けずに使っていたり、
免許を受けていても無資格者が操縦したりした場合は、
電波法第4条違反や電波法第39条の13違反になったり、
アマチュア業務の範囲を逸脱する目的で撮影した場合は
電波法第52条違反等に問われる場合が有ります。

これに関しては、摘発を受けて告発された前例があります。


と、解説はここまでにして、

「ドローンカメラにアマチュア無線免許が必要だから、免許を取った」
という形でアマチュア無線仲間になる方が増えるのは大歓迎です。

最初は、ドローンカメラだけでも良いでしょうけど、
「それだけじゃ無い、いろいろな楽しみ方がある」のがアマチュア無線
ですから、徐々にで良いので、他の楽しみ方にも挑戦していただけれ
ばと思います。

(一財)日本ラジコン電波安全協会 ホームページ
http://www.rck.or.jp/contents/index.html

2015年9月11日 (金)

平成27年9月豪雨 念のため非常通信に備えて

平成27年9月10日に関東地方で発生した豪雨により、
茨城県常総市での鬼怒川堤防決壊による洪水発生に伴い、
非常通信が行われる可能性があります。

特段、携帯電話含む有線電話等の通信途絶状態では
無いようですが、地域によっては著しく困難な状態が有り得ます。

目下、警察、消防、自衛隊、海上保安庁、各自治体による救助活動が
行われて居る状態ですが、各周波数帯の非常通信周波数と
呼出周波数など、非常通信が行われる可能性が高い周波数では
当面の間、注意が必要かと思います。

豪雨の地域が東北地方、宮城県やそれ以北に移っていますので
それらの地域でも警戒が必要です。

避難所にアマチュア無線機を持ち込んでの非常通信。
被災地域内にある学校等の社団局を使った非常通信。

いくつかの状況が想定できます。

もし非常通信を受信した際には、電波法第52条によるものですから
混信妨害を与えないようにしてください。

この情報を引用する際は、本記事にリンクを張るとともに
掲載先のURL,、内容を事後で良いので私宛にメールください。
(「コールサイン@じゃーるこむ」でOKです)

原則として アマチュア無線家向けニュースサイト、
アマチュア無線家の個人ブログ、サイトで、趣旨に賛同する方なら
事後に確認させていただきます。

よろしくおねがいいたします

de JO1EUJ 髙橋 俊光
(一社)日本アマチュア無線連盟 東京都支部監査指導委員
東京都電波適正利用推進員協議会 会長


平成27年9月12日 01:00追記
参考資料 JARL 非常通信マニュアル
http://www.jarl.org/Japanese/2_Joho/2-4_Hijou/index-manual.htm

何人かの方から引用連絡を頂きました。
ありがとうございます。

宮城県大崎市の渋井川でも堤防決壊による洪水が発生しています。
常総市と同様にこちらも当面、注意が必要かと思われます。

文末になりましたが、被災した方々にお見舞い申し上げます。


平成27年9月13日 01:40 追記

今回の豪雨で被災された常総市周辺、
宮城県大崎市周辺の方に水害お見舞い申し上げます。


ちょっとしたジレンマです。

11日朝の提言は、先のネパール大地震の際の提言同様に
肩書き公表とは言え、私個人の判断によるものです。
(単なるアマチュア無線家としての提言よりは説得力は
有ったとは思いますが)

「自分が真っ先に提言してもいいのか?」
と言う思いと
「法的にはどう有るべきか。人道上はどうなのか」
という思いからの

「人道上はこう有るべき。法的にも根拠はある。(電波法第52条) 
それならば、まずは第一報だ。」
というものです。

水が引いても復旧作業が続きます。
停電地域が存在します。
当面の間は備えておくに越したことは無いでしょう。

賛同してくださった方に感謝申し上げます。

平成27年9月13日 11:00追記
非常通信関連の拙ブログ記事

難解部分 解説シリーズ第一回 「非常通信、非常通信業務、非常の場合の無線通信」の違い
2012年7月14日 (土)
http://jo1euj-tom.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-f4e7.html

緊急避難行為と無線局の無資格操作 2012年7月22日 (日)
http://jo1euj-tom.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-4aab.html

平成27年9月13日 12:30 追記
関東総合通信局の措置です。

http://www.soumu.go.jp/soutsu/kanto/info/27/0910b.html

東北総通の措置
http://www.soumu.go.jp/main_content/000376689.pdf


平成27年9月14日 23:00  追記

茨城県常総市に臨時災害放送局(FM放送)の開設

 
関東総合通信局(局長:山田 俊之(やまだ としゆき))は、
茨城県常総市から申請のあった臨時災害放送局(FM放送)に対して、
平成27年9月14日付で免許しました。
この放送局は、9月10日に発生した豪雨による災害の被災者に対し、迅速かつきめ細かい情報の提供を行い、被害の軽減に資することを目的とするものです。
 
臨時災害放送局の概要
申請者常総市(市長:高杉 徹)
所在地茨城県常総市水海道諏訪町3222-3
識別信号呼出符号:JOYZ3Q-FM
呼出名称:じょうそうさいがいエフエム
周波数89.2MHz
空中線電力50W
無線設備の設置場所送信所:茨城県常総市
    演奏所:茨城県常総市水海道諏訪町
放送対象区域茨城県常総市の一部
免許の有効期間平成28年3月31日

平成27年9月15日 23:20追記

栃木県栃木市に臨時災害放送局(FM放送)の開設

総務省関東総合通信局(局長:山田 俊之(やまだ としゆき))は、
栃木県栃木市から申請のあった臨時災害放送局(FM放送)に対して、
平成27年9月15日付で免許しました。

臨時災害放送局の概要
申請者栃木市(市長:鈴木 俊美)
所在地栃木県栃木市樋ノ口町43番地5
識別信号呼出符号:JOYZ3R-FM
呼出名称:とちぎさいがいエフエム
周波数85.7MHz(メガヘルツ)
空中線電力親局:20W(ワット)
    中継局:1W(ワット)
無線設備の設置場所送信所(親局) :栃木県栃木市万町
    送信所(中継局):栃木県栃木市藤岡町
    演奏所 :栃木県栃木市樋ノ口町
放送対象区域栃木県栃木市・壬生町・小山市・下野市・野木町・佐野市の一部
免許の有効期間平成27年11月14日
放送開始予定日時平成27年9月15日 17時00分

http://www.soumu.go.jp/soutsu/kanto/press/27/0915ho.html

2015年9月 7日 (月)

50MHzへの思い。 アマチュア無線への思い。

私の開局は昭和56年晩秋です。 
IC-502AやIC-505で、50MHz-SSBでの開局でした。
最近はコンテストか、在宅時にEsが開けたときくらいしか出なく
なりましたが、やはり50MHz帯で覚えた各種技術が私のアマチュア
無線ライフの原点の一つです。

ごく最近、その50MHz帯のことを
「憎悪渦巻く敷居の高いバンドです」
と書いた方がいらっしゃいます。

私は、敷居が高いとは思わないし、憎悪が渦巻くとは思えません。

「50MHz帯ののマナーを厳しく教えること」を「憎悪」と言うのならば、
どの周波数帯でも「憎悪」があります。

また、どの周波数帯でも、初めて運用するときには、
その周波数帯のマナー、関連法令(今はバンドプランは告示ですし、
周波数帯によっては資格制限が有ります)を把握していなければ、
敷居を高く感じる事が有ると思います。
その観点では「50MHz帯だけが敷居が高い」という事は無いと思います。

私は、その方には
「敷居を高くしている原因の提示(証拠は必須)と、
「敷居を低くするためにJARLは何をするべきか」、
「何が憎悪なのかを明記(証拠は必須)し、憎悪を無くすためには
JARLは何をするべきか」を「JARLに社員提案すること(その内容
はブログで公開)」を個人的にお願いしたいです。


何も予備知識が無い方が読むと、「50MHz帯はそういう周波数帯だ」
と思ってしまう場合が有ります。
確かに、50MHz帯の電波伝搬は独特です。
それゆえ、他の周波数帯には無いマナーがあるのは仕方がありません。
でも、他のバンドにも、そのバンドの伝搬特性や使用可能な周波数帯域幅
の関係からくるマナーは存在します。

バンド幅が200kHzに拡張される前の7MHz帯は、
お互いが了解できるギリギリまで占有周波数帯域幅の一部を重ね合って
通信することは、今より多かったはずです。
これを混沌と呼ばせていただけるならば、

「そういう混沌の中から目的(相手)局の信号を聞き取るのがマナー」であり、
「それによってお互いの通信技術も向上した」はずです。

さらに、アマチュア無線の楽しみ方は、ITU-RRと各国の国内法令で
規定する「アマチュア業務」の在り方と、従来からの「良き慣習」の範囲で
様々です。
楽しみ方が異なる方の間での衝突を「憎悪」というのだとしたら
悲しいですね。

ともかく、あの一文で、50MHz帯だけでなく、
「アマチュア無線全体が混沌として憎悪渦巻く敷居が高いもの」
と思われたくないです。

参考:
http://jj1wtl.at.webry.info/201509/article_7.html

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