平成27年9月10日に関東地方で発生した豪雨により、
茨城県常総市での鬼怒川堤防決壊による洪水発生に伴い、
非常通信が行われる可能性があります。
特段、携帯電話含む有線電話等の通信途絶状態では
無いようですが、地域によっては著しく困難な状態が有り得ます。
目下、警察、消防、自衛隊、海上保安庁、各自治体による救助活動が
行われて居る状態ですが、各周波数帯の非常通信周波数と
呼出周波数など、非常通信が行われる可能性が高い周波数では
当面の間、注意が必要かと思います。
豪雨の地域が東北地方、宮城県やそれ以北に移っていますので
それらの地域でも警戒が必要です。
避難所にアマチュア無線機を持ち込んでの非常通信。
被災地域内にある学校等の社団局を使った非常通信。
いくつかの状況が想定できます。
もし非常通信を受信した際には、電波法第52条によるものですから
混信妨害を与えないようにしてください。
この情報を引用する際は、本記事にリンクを張るとともに
掲載先のURL,、内容を事後で良いので私宛にメールください。
(「コールサイン@じゃーるこむ」でOKです)
原則として アマチュア無線家向けニュースサイト、
アマチュア無線家の個人ブログ、サイトで、趣旨に賛同する方なら
事後に確認させていただきます。
よろしくおねがいいたします
de JO1EUJ 髙橋 俊光
(一社)日本アマチュア無線連盟 東京都支部監査指導委員
東京都電波適正利用推進員協議会 会長
平成27年9月12日 01:00追記
参考資料 JARL 非常通信マニュアル
http://www.jarl.org/Japanese/2_Joho/2-4_Hijou/index-manual.htm
何人かの方から引用連絡を頂きました。
ありがとうございます。
宮城県大崎市の渋井川でも堤防決壊による洪水が発生しています。
常総市と同様にこちらも当面、注意が必要かと思われます。
文末になりましたが、被災した方々にお見舞い申し上げます。
平成27年9月13日 01:40 追記
今回の豪雨で被災された常総市周辺、
宮城県大崎市周辺の方に水害お見舞い申し上げます。
ちょっとしたジレンマです。
11日朝の提言は、先のネパール大地震の際の提言同様に
肩書き公表とは言え、私個人の判断によるものです。
(単なるアマチュア無線家としての提言よりは説得力は
有ったとは思いますが)
「自分が真っ先に提言してもいいのか?」
と言う思いと
「法的にはどう有るべきか。人道上はどうなのか」
という思いからの
「人道上はこう有るべき。法的にも根拠はある。(電波法第52条)
それならば、まずは第一報だ。」
というものです。
水が引いても復旧作業が続きます。
停電地域が存在します。
当面の間は備えておくに越したことは無いでしょう。
賛同してくださった方に感謝申し上げます。
平成27年9月13日 11:00追記
非常通信関連の拙ブログ記事
難解部分 解説シリーズ第一回 「非常通信、非常通信業務、非常の場合の無線通信」の違い
2012年7月14日 (土)
http://jo1euj-tom.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-f4e7.html
緊急避難行為と無線局の無資格操作 2012年7月22日 (日)
http://jo1euj-tom.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-4aab.html
平成27年9月13日 12:30 追記
関東総合通信局の措置です。
http://www.soumu.go.jp/soutsu/kanto/info/27/0910b.html
東北総通の措置
http://www.soumu.go.jp/main_content/000376689.pdf
平成27年9月14日 23:00 追記
茨城県常総市に臨時災害放送局(FM放送)の開設
関東総合通信局(局長:山田 俊之(やまだ としゆき))は、
茨城県常総市から申請のあった臨時災害放送局(FM放送)に対して、
平成27年9月14日付で免許しました。
この放送局は、9月10日に発生した豪雨による災害の被災者に対し、迅速かつきめ細かい情報の提供を行い、被害の軽減に資することを目的とするものです。
記
臨時災害放送局の概要
申請者 | 常総市(市長:高杉 徹) |
所在地 | 茨城県常総市水海道諏訪町3222-3 |
識別信号 | 呼出符号:JOYZ3Q-FM 呼出名称:じょうそうさいがいエフエム |
周波数 | 89.2MHz |
空中線電力 | 50W |
無線設備の設置場所 | 送信所:茨城県常総市 演奏所:茨城県常総市水海道諏訪町 |
放送対象区域 | 茨城県常総市の一部 |
免許の有効期間 | 平成28年3月31日 |
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平成27年9月15日 23:20追記
栃木県栃木市に臨時災害放送局(FM放送)の開設
総務省関東総合通信局(局長:山田 俊之(やまだ としゆき))は、
栃木県栃木市から申請のあった臨時災害放送局(FM放送)に対して、
平成27年9月15日付で免許しました。
臨時災害放送局の概要
申請者 | 栃木市(市長:鈴木 俊美) |
所在地 | 栃木県栃木市樋ノ口町43番地5 |
識別信号 | 呼出符号:JOYZ3R-FM 呼出名称:とちぎさいがいエフエム |
周波数 | 85.7MHz(メガヘルツ) |
空中線電力 | 親局:20W(ワット) 中継局:1W(ワット) |
無線設備の設置場所 | 送信所(親局) :栃木県栃木市万町 送信所(中継局):栃木県栃木市藤岡町 演奏所 :栃木県栃木市樋ノ口町 |
放送対象区域 | 栃木県栃木市・壬生町・小山市・下野市・野木町・佐野市の一部 |
免許の有効期間 | 平成27年11月14日 |
放送開始予定日時 | 平成27年9月15日 17時00分 |
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http://www.soumu.go.jp/soutsu/kanto/press/27/0915ho.html
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