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2014年8月10日 (日)

パブコメ考察

先の「二アマe-learning」に関するパブコメ結果を見て。

結果公表のページ
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban09_02000136.html

意見は趣旨毎にまとめた形になっています。
http://www.soumu.go.jp/main_content/000298673.pdf


この意見を読んで、現役講習会講師として思うこと。

総務省見解にある

#####
養成課程は、容易に資格が取得できるようにすることを目的とするものではなく、
資格に求められる水準までの知識等について授業をした上で、
その理解度を修了試験によって確認するものです。

授業は告示により、授業科目、授業内容等ごとにその程度がランク付けされ、
修了試験についても区分ごとに問題数が規定されています。
#####

とあります。
「それをおこなうのに必要な知識を持っているかどうか」を問うのが
国家試験であり、講習会の修了試験です。
試験結果が合格水準に達していれば、免許申請をすることで免許を受けられるわけです。

ですから、関連法令に関する知識、実務を行う上で必要な知識が試験に出るわけです。

従って、講習会では、教科書を中心として講義を行い、必要な知識を習得していただきます。
模擬問題の演習だけをする(問題と対応する答の丸暗記をする
)ことはできないのです。
模擬問題では 「なぜそれが正解なのか」の理由を理解していただく必要が有ります。


その理解を助けるために、身近な題材を用いての実例や開局後に知っていると
便利な実務知識(もちろん授業内容に関する告示で重要度が高い部分)を講義
でお話しする場合が有ります。

主なものを列記します。

(1) 中波のラジオで夜になると遠距離の放送や、日本では中国や韓国の放送が聞こえる理由

(2) 関東地区限定ですが、スカイツリーと東京タワーの高さの違い

(3) 地デジの中継局の多さ

(4) 携帯電話の基地局の多さ

(5) 無線従事者免許証を運転免許証に例える。

(6) 無線局免許状を車検証に例える。

(7) 実際に開局して運用を始めると出くわす事象の理由。
  珍局が出たときのパイルアップ、Es発生時のこと、電波障害発生時の対応例

(8) 800MHz帯をプラチナバンドと言う携帯電話会社がある理由。
 

(9) テレビ地デジ移行の際の交換したテレビアンテナの大きさの違い

(10) 報道発表された範囲での無線従事者としての処分例、無線局免許人としての
   処分例、替え玉受験での処分例

などの例があります。


「提出された意見」の中には「その事実を証明する物証」を添えて出すべきだった意見」
が有ったり
「今回のパブコメ趣旨とは違う意見」が多かったのは、どうしたものかと思います。

参考:
無線従事者養成課程の実施要項:
郵政省告示 第五百五十三号 平成25年4月1日

無線従事者の養成課程の終了の際に行う試験の実施方法
郵政省告示 第二百五十号  平成25年4月1日

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