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2014年8月

2014年8月29日 (金)

総務省試買テスト結果 平成26年8月28日版

総務省試買テスト結果が更新されました。

http://www.tele.soumu.go.jp/j/adm/monitoring/illegal/result/index.htm

一覧表は
http://www.tele.soumu.go.jp/resource/j/monitoring/illegal/result/siryo002.pdf

測定値や機器の写真が添えられています。

2014年8月25日 (月)

ハムフェア 2014 総括

搬入日から参加していました。

搬入日は、いつものごとく 14時過ぎから、今年はJ-16 Z のブース設営後に
他のいつもご挨拶するブースに挨拶回りです。

初日はZのブースで名刺印刷サービスをしたり、QCQ企画ブースで御案内のお手伝いを
したり、J-33 デジタルDX通信グループなどを回っていたので、
アイボールにすれ違いだった方がいらっしゃいました。

悔しかったのは、とあるクラブブースで、TORIOのディップメータをタッチの差で
買いそびれたことですね。 箱と説明書は無しですが、コイルは全部そろっていて
7000円でした。

二日目は、卒業式以来30年ぶりの再開を果たしたり、アイボールの約束をしていた
方のうち何人かとお会いできました。

ハムフェアでしか直接会えない方もいらっしゃいますが、30年ぶりの再会や、
数年来アイボールの約束をしていてやっと念願叶ったのが今年の収穫でした。

お世話になった方、お会いできた方、すれ違いでお会いできなかった方。
支部大会や来年もよろしくおねがいいたします。

2014年8月22日 (金)

平成25年度無線設備試買テストの結果概要

 総務省では、平成25年度から、発射する電波が電波法(昭和25年法律第131号)に
定める「著しく微弱」の基準内にあるとして販売されている無線設備を購入し、
その電波の強さの測定を行う取組(無線設備試買テスト)を実施しています。       

 今般、平成25年度無線設備試買テストの結果概要を取りまとめました。 
 無線設備試買テストの結果、基準に適合しないことが確認された無線設備
については、総務省電波利用ホームページにおいて公表するとともに、
製造業者等に対して改善等の要請を実施しました。

http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban17_02000013.html

100サンプル中84サンプルで基準不適合だそうです。

2014年8月21日 (木)

8月18日付 報道資料から。 都内北区の男性 局免と従免停止

8月18日付け 総務省 関東総合通信局 報道発表

http://www.soumu.go.jp/soutsu/kanto/press/26/0818uk.html

総務省関東総合通信局は、電波法に違反した東京都北区在住の
アマチュア局の免許人(男性63歳)に対して42日間の無線局の
運用停止処分及び無線従事者の従事停止処分を行いました。

本件は、関東総合通信局三浦電波監視センターの電波監視に
より違反の事実が発覚したものです。

####

短波帯での局免外運用でしょう。

2014年8月13日 (水)

用語解説シリーズ 68回目 デジタルモードの電波型式

電波法施行規則第四条の2に関して。

絶対に覚えておくべきなのは

モールス通信で聴覚受信:A1A (市販のアマチュア無線機のCWモード)
AMラジオ、AMでの音声通信:A3E
FMラジオ、FMでの音声通信:F3E
SSB(抑圧搬送波):J3E

です。

そして、追加で覚えておきたいもの。

1 最近流行のデジタルモード(狭帯域デジタル)。 F1D

狭帯域デジタルはJT9、JT65などが代表例です。

JT9やJT65が、なぜ F1Dなのか。

1文字目:見かけ上、周波数変調です。 (F)
2文字目:変調用の副搬送波を使いません(1)。
3文字目:デジタル信号です。 (D)

考え方として RTTYのマーク周波数とスペース周波数の2個の周波数を
一定のルールで切り替えますので、結果としては周波数変調です。

パソコンが発するデータ音をSSB送信機のマイク端子に挿入しますので
F1Dになります。
これをFM送信機で行うとF2Dになります。
古くからあるパケット通信、ナビトラ、APRSはF2Dになります。

2 D-STARやC4FMの場合。 F7W

1 周波数変調の電波が出ています。(F)
2 デジタル信号である2以上のチャンネルなので 2文字目は7です。
  GPS情報を元に位置情報を音声と同時に送信できますよね。
  この場合2チャンネル使っていると見なします。
3 音声とデータの両方を送受信するので3文字目はWです。

余談ながら 地デジテレビの電波型式は「X7W」です。
これは 1文字目は 

振幅変調単独では無い、周波数(位相)変調単独でも無い、
パルス変調単独でも無い、これらの組合せでも無い。
ということから、1文字目が「その他のもの」で「X」

2文字目、3文字目は アマチュア無線のF7Wと同じで
「デジタル信号である2以上のチャネル」で「音声、画像、データの複合」なので「W」
なので地デジは「X7W」です。

2014年8月10日 (日)

パブコメ考察

先の「二アマe-learning」に関するパブコメ結果を見て。

結果公表のページ
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban09_02000136.html

意見は趣旨毎にまとめた形になっています。
http://www.soumu.go.jp/main_content/000298673.pdf


この意見を読んで、現役講習会講師として思うこと。

総務省見解にある

#####
養成課程は、容易に資格が取得できるようにすることを目的とするものではなく、
資格に求められる水準までの知識等について授業をした上で、
その理解度を修了試験によって確認するものです。

授業は告示により、授業科目、授業内容等ごとにその程度がランク付けされ、
修了試験についても区分ごとに問題数が規定されています。
#####

とあります。
「それをおこなうのに必要な知識を持っているかどうか」を問うのが
国家試験であり、講習会の修了試験です。
試験結果が合格水準に達していれば、免許申請をすることで免許を受けられるわけです。

ですから、関連法令に関する知識、実務を行う上で必要な知識が試験に出るわけです。

従って、講習会では、教科書を中心として講義を行い、必要な知識を習得していただきます。
模擬問題の演習だけをする(問題と対応する答の丸暗記をする
)ことはできないのです。
模擬問題では 「なぜそれが正解なのか」の理由を理解していただく必要が有ります。


その理解を助けるために、身近な題材を用いての実例や開局後に知っていると
便利な実務知識(もちろん授業内容に関する告示で重要度が高い部分)を講義
でお話しする場合が有ります。

主なものを列記します。

(1) 中波のラジオで夜になると遠距離の放送や、日本では中国や韓国の放送が聞こえる理由

(2) 関東地区限定ですが、スカイツリーと東京タワーの高さの違い

(3) 地デジの中継局の多さ

(4) 携帯電話の基地局の多さ

(5) 無線従事者免許証を運転免許証に例える。

(6) 無線局免許状を車検証に例える。

(7) 実際に開局して運用を始めると出くわす事象の理由。
  珍局が出たときのパイルアップ、Es発生時のこと、電波障害発生時の対応例

(8) 800MHz帯をプラチナバンドと言う携帯電話会社がある理由。
 

(9) テレビ地デジ移行の際の交換したテレビアンテナの大きさの違い

(10) 報道発表された範囲での無線従事者としての処分例、無線局免許人としての
   処分例、替え玉受験での処分例

などの例があります。


「提出された意見」の中には「その事実を証明する物証」を添えて出すべきだった意見」
が有ったり
「今回のパブコメ趣旨とは違う意見」が多かったのは、どうしたものかと思います。

参考:
無線従事者養成課程の実施要項:
郵政省告示 第五百五十三号 平成25年4月1日

無線従事者の養成課程の終了の際に行う試験の実施方法
郵政省告示 第二百五十号  平成25年4月1日

用語解説シリーズ 67回目 「直接波、電離層波」

無線工学で、取っつきにくい定義の一つだと思います。

1 直接波

直接波とは、送信地点から受信地点まで直接届く電波を言います。

これに対して「反射波」は、地表、山岳、建造物などで反射して届く電波を
言います。

「何かで反射して届く電波」と考えれば「電離層反射波」も含みますが、
電波伝搬の話をする上では単純に「反射波」と言った場合は電離層反射波は
基本的に含みません。

VHF,UHF帯では基本的に直接波を使った通信をします。

VHF帯以上は単純に言えば「見通せる距離にしか届かない」「物陰には届かない」
のです。その度合いはUHF,SHF,EHFになるにつれて顕著になってきます。

身近な例では東京タワーの地デジ送信アンテナの位置は地面からおよそ300m、
スカイツリーの場合はおよそ600mの高さに送信アンテナがあります。

サンシャイン60の高さは250m、新宿高層ビル群もそれくらい有りますし、
都庁も一番高いところでは250mを超えています。

どちらの場合も、それぞれから見てサンシャイン60の向こう側、新宿ビル群の
向こう側には地デジの電波は直接届かないところがあります。

仮に東京タワーの位置にスカイツリーを持ってくると、理論上は
サンシャイン60や新宿高層ビル群のビル影になる距離は約半分、面積は四分の一です。


免許を取ったあと、実際に出会う例としては登山等でハンディ機を使う場合も、
樹木等を無視すればお互いが直接見える場合には電波は届きますが、
尾根を挟んだ反対側同士は電波は直接届きません。

富士山で例えれば 山梨側と静岡側は直接届きません。

お互いがビル影になっている場合も通信がしにくいです。

それくらい VHF,UHFの電波は直進性が高いのです。

2 電離層反射波 (電離層波)

短波帯は近距離通信は直接波を使いますが、お互いが見通せない遠距離
になると、上空の電離層と地表とで反射を繰り返す電離層波を使います。
【何回繰り返すかはお互いの距離によって変わります】

電離層反射波での通信状態は季節、時間によって刻々と変わります。
これは電離層の状態が刻々と変わるからですが、今は便利な世の中で、
情報通信研究機構(NICT)のホームページでリアルタイムで電離層の状態の
データを得ることができますので、遠距離通信をしようとする方の中には
参考にしている方も居ます。

3 不感地帯

短波帯において、直接波も電離層反射波も届かない部分が存在します。
この部分を不感地帯と言います。

4 Es スポラディックE層

電離層のE層の高さに、主に夏の昼間に出現する特殊な電離層です。
通常、アマチュアバンドの50MHz帯以上は電離層で反射されることはありません。
関東からだと関東一円と静岡、福島、新潟、長野あたりまでが通達距離です。

ところがEs層が出現すると、北海道、九州、沖縄はもちろん、グアム、サイパン、
韓国、台湾などと通信が可能になります。
このときは、Esが消えないうちに聞こえているところとの交信をしようとして、
「今まで誰も居ないと思っていたのに」と思うくらいの方が出てきます。

それくらいアマチュア無線家にとってはありがたい存在なのですが、
プロの世界では困ったことがおきます。

同じ周波数を使う他地域の放送が聞こえてしまう。
たとえば
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140808-00000001-kobenext-l28
「神戸のKiss FM、突然中国語放送に」は、この典型例です。

消防や警察がアナログ方式だったころ、同じ周波数を使う他地域の警察署や
消防署の通信が聞こえてしまう。

同じ周波数を別地域(それも理論上、通常はお互いに電波が届かない場所同士)で
使っている通信が聞こえてしまう。(トーンスケルチ周波数も割り当て周波数も同じ
簡易業務無線で多発していた)

などはEs層による異常伝搬が原因です。

2014年8月 3日 (日)

バンドプラン変更案 パブコメの骨子

今回の変更案の骨子は次の通りですね。

1 475.5kHz 帯の新設

2 HF帯で狭帯域デジタルで通信する際に、海外局を
  相手にする時に限ってOKの部分の明文化カ所の増設
  【14MHz帯~28MHz帯に新設】

3 一部の周波数帯で、狭帯域デジタルで国際的に使用されて
  いる周波数と日本の現状との乖離の修正
  【特に短波帯で修正されている】

4 144MHz、430MHzが実質的ですが、デジタル音声モード用の
  呼出(連絡設定用)周波数の制定は見送られた。

5 一部の電波型式において使用可能区分の見直し
  たとえば「F2B」「A2B」などが使用できる部分の見直し

6 改正案では たとえば「7033kHzでJ3Eの発射」は区別違反になる。

  改正案では 

  7,000kHzから7,030kHzまで   A1A専用
 
  7,030kHzから7,045kHzまで A1A F1B F1D G1B G1D

 
  7,045kHzから7,100kHzまで 変更無し
  7,100kHzから7,200kHzまで 変更無し

  となっています。

7 475.5kHz帯の制限に関して。

  周波数範囲は 472-479kHzですから
第2高調波は944kHz~958kHzですね。


  これは「関東広域圏」ではTBSラジオ(954kHz)の受信にもろに影響します。
  さらに スーパーへテロダイン式ラジオの場合は中間周波数の 455kHzに
  もろに影響します。


  このため 電波関係審査基準の改正案
  http://www.soumu.go.jp/main_content/000305488.pdf
  別紙1(第4条関係)無線局の局種別審査基準

  12 放送の受信に対する保護

  の(2)が追加されることになったようです。

  参考までに改正案は

  (1) 435MHz帯以下の周波数の電波を使用するものについては、
    その近接区域における放送受信者の分布状況からみて、
    特に空中線系を含む無線設備の設置条件が放送の受信に
    妨害を与えないものであること。

  (2) 475.5kHz帯の周波数の電波を使用するものについては、
    当該無線局の設置場所又は運用場所から200mの範囲内に住宅、
    事業所等の建物(自己の所有又は管理する建物を除く。)が
    存在しないものであること。
    ただし、当該範囲内の建物の所有者又は管理者から了解が
    得られている場合は、この限りでない。


  となっており、(1)は現行通りで(2)が追加されています。

8 各周波数帯で発射可能な電波型式

  「全ての電波型式」となっていても
  
  「アマチュア業務において使用する電波の型式を表示する記号」
  【総務省告示第127号】を見ないと24MHz以下ではF3Eなど
  JARLやJARDのバンドプラン図案で言う「広帯域電話」は
  含まれていないことが判らない。
 

  また、この記号に関する告示上では、

  相応の理由があれば 7100kHz帯では 私の場合は

  3HA F3E という電波型式の指定を受けることも不可能では無い。
  (申請したとしたら、たぶん本省決済になるでしょうけど)

  となると、24MHz帯以下では現行告示でも注3が抜けているのは変。
  平成21年の改正前は入っていたはず。

  注3は「占有周波数帯域幅3kHz以下に限る。ただしA3Eに限っては6kHz以下」
  という趣旨です。


上記 1~8に対して各自で検討された上で提出すればよろしいかと思います。
  

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