« 用語解説シリーズ 58回目 「電波」 | トップページ | 用語解説シリーズ 60回目 「通信の相手方」:本無線局が発射する電波を受信可能な受信設備 »

2014年4月 5日 (土)

用語解説シリーズ 59回目 「周波数等の使用区別」の図解

  アマチュア無線局が使用する電波の型式及び周波数の使用区別は、
電波法第61条、無線局運用規則第258条の2、
平成21年総務省告示第179号
アマチュア業務に使用する電波の型式及び周波数の使用区別
(平成21年3月30日施行)により定められています。

参考
http://www.soumu.go.jp/soutsu/tokai/denpa/siyoukubetu/

http://www.jarl.or.jp/Japanese/A_Shiryo/A-3_Band_Plan/bandplan20090330.pdf

これに関して、図案化したものが、
一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)から、
144MHz帯と430MHz帯に特化したものが一部の総合通信局と
「総務省・電波適正利用推進員協議会」から、
主にアマチュア無線関連イベントで配布されています。

ここで、
一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)やJARDの
ホームページに掲載していたり、JARDが作成したものには
50MHz帯以上の全電波型式区分に(実験・研究用)という注釈
がありますが、
総務省系のものには有りません。

この背景としては電波法施行規則を見れば

第三条  宇宙無線通信の業務以外の無線通信業務を次のとおり分類し、
それぞれ当該各号に定めるとおり定義する。

十五  アマチユア業務 金銭上の利益のためでなく、もつぱら個人的な
無線技術の興味によつて行う自己訓練、通信及び技術的研究の業務をいう。

第四条  無線局の種別を次のとおり定め、それぞれ下記のとおり定義する。

二十四  アマチユア局 金銭上の利益のためでなく、専ら個人的な
無線技術の興味によつて自己訓練、通信及び技術的研究の業務を行う無線局をいう。


ということで、

法的にはアマチュアバンドはその全てが実験および研究用である

という位置づけになっていますが、
JARLとJARDの「全電波型式」区分の考え方は

(1) 専用の使用区分を持たない電波型式のため


(2) ミニFAX通信等で周波数を変えずに画像の評価をしあうため

(3) 周波数を変えずに電波型式だけ変えて通信実験を行うため

ということを想定して「実験・研究用」と注釈を入れています。

ここで、
総務省・電波適正利用推進員協議会が作成したリーフレットで、
二つ折りのほうの3ページの「注3」は、初版には無かったのですが、
今の版には入っています。

再掲します。

################### 

「全電波型式」の区分は専用の区分を持たない電波型式や
各種実験・研究のために様々な電波型式が使われております。
FMトランシーバーでは、既に行われているFM電波以外の通信に
気づかない場合があるので注意してください。

###################################


この文面を考えたのは私です。
初版作成にも関わった関係で、改版をする際に、
JARLやJARDが使う「区分」という表現や、「実験・研究用」という
注釈を踏まえて、この文面にしました。


この文面で、ここに入れられる文字数制限まで残数文字で、
総務省総合通信基盤局の担当部門の監修(「これでOK」)を
受けたものになっています。


この推進員協議会作成のリーフレットの各種文言の原案は
私を含む数人が作成しました。

全員が都内のアマチュア局免許人で、東京都支部監査指導委員、
そして東京都電波適正利用推進員です。
故JA1DXU 本間前東京都支部長も製作に関わっていました。

« 用語解説シリーズ 58回目 「電波」 | トップページ | 用語解説シリーズ 60回目 「通信の相手方」:本無線局が発射する電波を受信可能な受信設備 »

アマチュア無線」カテゴリの記事