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2013年8月

2013年8月31日 (土)

逓信総合博物館 最終日

今日は 大手町にある 逓信総合博物館が最終日です。

周辺の再開発に伴ってのビル建て替えのためです。

二階、三階にある常設展示で、電話交換機の仕組み、
テレックスの仕組み、プッシュホンのデモがあったり、
有線電報の機器の展示もありました。

「逓信型甲種単流電鍵」や「サウンダ-」の実機展示も在りました。

小中学生時代は何度も見に行ったものです。
そのせいかどうか・・・

社会人になってしばらくは マイクロ波機器の製造調整で飯を食い、
平成になってからは電話交換機(D-70やらISDNやらATMやら)
設計で飯を食い、
今はジャンルは問いません(どちらかというと何らかのデータ伝送
系機器多い)が、ASIC、FPGA設計で飯を食っていますが・・・
そのきっかけになった展示があったのが この逓信総合博物館です。

もちろん アマチュア無線の免許を取るきっかけにもなったのでした。

「電気通信科学館」ってのも在ったのですが、そちらには行ったこと
が無いですね。

一抹の寂しさはありますが、ここの展示品はしかるべきところで
引き継いで、通信の源典と変遷の歴史の展示を続けて欲しいですね。

この逓信総合博物館の住所は「千代田区大手町2-3-1」なのです。

当然、お隣は「2-3-2」なのですが、かつてそこにあった省庁は
今は九段下に移転した「関東総合通信局」が有った場所です。

平成12年12月までは 「関東電気通信監理局」
昭和60年3月までは「関東電波監理局」
でした。

2013年9月4日 追記

郵便関連の展示は、2014年3月1日に東京スカイツリータウンで
郵政博物館」の名称で再開館予定だそうです。

2013年8月25日 (日)

ハムフェア 2013 終わる

今年も搬入日から参加しました。 
私の常駐場所はJA1ZOH 「Z」 (今年は J-54)です。

例年 搬入日の14:00に集合して、看板というか、櫓というかの組み立て作業です。
組み立て方を明確に覚えているのは、看板作者以外では私を含む数名です。

組み立てが終わったころ、外は激しい雷雨でしたので、止むのを待ちながら
いつもご挨拶している 「あうと・どあ」、「じっけんくらぶ」「スカイタワー西東京」
などを訪問して時間調整して、帰宅は18時過ぎ。

初日は いつもの名刺プリントサービスは大盛況で、私感ですが前年比3割増。
ID-31が、ハムフェア特価では、ある金額だったら購入しようと考えていたら、
ズバリその値段だったので購入しました。

帰宅後、ID-31の増設届を電子申請で送信。

二日目は ほぼ例年録りでした。
撤収も手慣れた方が残ったので 看板解体、搬出して、ちょっと時間調整して
自宅着は19:00でした。

会期中は場内をあれこれ めぼしいジャンク品などを探索中、コンテスト等で
お会いする方とショートアイボールQSOしたりしました。

今年の目玉は 各社の新製品ですが、我が家は一戸建てですが
敷地面積()24坪なので大型アンテナも大型タワーも無理)を考慮すると
アパマンハムのベランダアンテナ程度のアンテナしか使えないので、
いわゆる高級機は「見るだけ」でした。

電子申請について:
私の現用パソコンは Windows8です。
現時点では ID31の追加は、住基カードの電子署名を使うほうで
「申請データ到達」までは終わりましたが、
環境設定や公的個人認証クライアントソフトの設定で
ちょっと手こずったところが在ったので、
2日目に電子申請PRブースで質問してみると、
応対していただいたのは、おそらく総務省の担当官だと思うのですが、

「Windows8の場合はLiteでも電子署名版でもうまく行かない動作がある。
現時点ではWindows8は未サポートで、早くても来年早々に正式サポート予定」

だそうです。

現に私の場合も 一部の動作がうまくいかないのを確認できています。
(いまのところ 実害は無い(変更申請データの送信は完了しただけ)ですが、
このあと、審査、審査完了があります。)

「ユーザーのパソコンスキルによっては、Windows7での手順を元に
必要な設定をすれば不可能では無いのですが、
私がやった手法で他の方もOKかどうかの保証は無い」そうです。

たとえば

「ツール> インターネットオプション > ****」

とたどるのに、Windows8の場合は 「Windows7」と比べると
「word/Excel 2003 と 2007/2010との差」のような
「メニューたどりの変更点」があります。

「XP」と「7」もだいぶ差がありますが、その差を者ともせずに
自分で設定ができた方ならば、Windows8でも電子申請はできると思いますが
正式サポートではないので、自己責任でお願いしますね。

ということで、

アイボールしていただいた各局、ブース訪問していただいた各局 ありがとうございました。

2013年8月23日 (金)

用語解説シリーズ 41回目 「ただちに応答」

無線局運用規則 第二十三条により、

無線局は自局に対する呼び出しを受信したときは「ただちに」応答する。

同第三項に

「すぐに応答できないときは分で示す待つべき時間を送信する。
10分以上の場合は理由も簡略に添える」

という規定があります。

これは

「呼び出しを何度も繰り返すことを無くし、呼び出し用周波数を極力空けておく」

という考えからです。

呼び出しを受けたけど、聞いて(受信して)いなかった

場合には応答が無いので、運用規則第二十一条によって呼び出しが反復される
場合が有ります。

呼び出しを反復しても応答が無い場合は 相応の時間を待ってから再呼び出しを
するべきでしょう。 仕事、食事、他局との通信中などを考慮します。

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最近 話題の LINE. 私はやっていません。
LINEには送信したメッセージが既読になったかどうかが判るのだそうです。

「LINEのメッセージを読んだら、速攻で返事しなければならない」という風潮がある 

ようですが、LINEの利用規程には、

「メッセージを受信したら、ただちに返信しろ」という運営会社が定めた規定は無い
ですし、無線局運用規則第二十三条のような法的(電気通信事業法系の
関連法令)規制もありません。

急いで返事が欲しい時は電話(LINE経由でも本来の電話番号でも)すれば
いいわけです。

「LINEのメッセージ機能は、あとで都合が良いときに返事をすることを容認するべき」

です。 電波法令の用語で言えば「遅滞なく」です。

なお「ただちに」「遅滞なく」の意味は

用語シリーズ 10回目 ただちに、すみやかに、遅滞なく
http://jo1euj-tom.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/post-2b04.html

を参照願います。

2013年8月15日 (木)

ハムフェア1週間前

今日から職場は4連休。

来週末はハムフェアなので、搬入日には、例年通り「Z」のブース設営に出向きます。

今年の各メーカーの目玉展示は何だろう。

国家試験情報を求めてこの記事を読んでいる方へ:

8月24日には三、四アマの当日受付試験があります。
http://www.nichimu.or.jp/kshiken/pdf/ama3-4.pdf

三アマ: 12:30~

四アマ: 10:30~、 14:00~

詳しくは上記 日本無線協会の案内文書を参照してください。

2013年8月13日 (火)

最近のネットがらみの事件で思う

コンビニの冷凍庫で寝そべったり、飲食店の食品保管庫で寝そべったり、
遊戯施設での悪ふざけ(本人自称)などの写真をTwitterやFacebookなどに載せて、
それが拡散して大事になっている事件が相次いでいます。

当然ながら、「掲載された行為はやってはいけないこと」ではあるのですが、
「ネットに載せることのなんたるか」を「判っていない方」が多いんですね。

1 Twitterの場合は、最初は自分のフォロワーにしか見せないつもりでも、
  リツイートされたり、画像を保存されてどこかに転載される危険性があります。

2 LINEの「グルチャ」(グループチャット)も、「グループ以外には読めない」つもりでも
  やはりログを保存されて転載される可能性があります。

3 Facebookも 設定を間違うと不特定多数が閲覧できる状態になります。

4 Google会議だっけか、これも設定を確認しないと「メンバー外」に丸見えになります。
  (類似サービス全般に言えます)

5 基本的に文字だけでのやりとりだから、文章には十分な配慮が必要なのです。
  (私世代なら、「300bpsの音響カプラでピーヒャラ」の時代のNiftyやPC-VANを
  ご存じの方は多いはず。 課金に関わりますから、短い文章で的確に伝える
  文章力も必要でした)

まあ 一言で言えば「ネットの危険性」の認識が無いんですね。

無線の世界でも似たようなことがあって、

「世界中でこのチャンネルを使っているのは自分たちだけ」

という認識を持っている方が時々居ます。  
 

「このチャンネルを使いたかったら、年**円を***クラブに払えばいい。
他には誰も使わせないから」
というような感じで、不法CB機や、不法改造パーソナル無線機で固定チャンネルで
運用する不法局が増えました。
そういうチャンネルは「見張り番」が常時居るんですね。

当然、そういうことを知らない方(合法局)も居ますから、意図せずして
そういう「見張り番」から怒られる例も多かったのです。

当然、不法局側に非が有ります。

合法機はチャンネル選択は自動選択(一秒間一定以上の受信入力が無ければ
「空きチャンネル」と判断した)ですが、不法機は、その機能を使っていないわけです
からね。

アマチュア無線の通信は「他のアマチュア局やアマチュア局の通信を受信するのが
趣味の方に聞かれてもかまわないもの」でなければならないのは国際常識です。

ネットの掲示板やTwitterやLINE、チャットも同じような注意が必要なのです。

2013年8月10日 (土)

マイクロフォン

私は小学校5年、中学校1年、高校1年で、それぞれ1年ずつ放送委員をしてきました。

高校卒業まで、「マイクロフォン」というと、長いコードも必要で、使う場所に応じた
長さのマイクロフォン用コードを担いで行ったものです。
コードの両端には「キャノンコネクタ」か「6mmφモノラルプラグ」がほとんどで、
家庭用のラジカセには3.5mmのモノラルプラグが普通でした。

もちろん「ワイヤレスマイク」もありましたが、用途は限られていました。

社会人になってから、20歳代くらいまでは、いわゆる「カラオケ店」や
スナック、バーなどでカラオケ機器がある店でも「有線マイク」が普通でしたね。

いつしか カラオケ店などでも「ワイヤレスマイク」がごく普通に使われるようになり、
貸し会議室、各地のイベントホールなどでもワイヤレスマイクがごく普通に使われる
ようになってきました。

そうすると、こんな現象が発生します。

私感ですが、おおむね30歳代半ばを境にして、それ以上の年齢の方は単純に
「マイクロフォン」と言うと「有線マイク」を想像し、「ワイヤレスマイク」というと
いわゆる「ラジオマイク」を想定します。

ところが30歳代より若年層、こと20歳代や高校生以下にあっては、
学校行事で見かけるマイクロフォンも、「ワイヤレス」が当たり前なので、
そういう世代の方には「マイクロフォン」というと「ワイヤレス」が当たり前なので

「ワイヤレスマイクって何?」

ということがときどき発生します。

でも、「マイクは電波を使って信号(声)を送っているんだよ」という説明をすれば、
「意識しないうちに電波を使っているものがたくさんある」という例にしやすくなっています。

霞が関こども見学デー 雑感

今年は8月7,8日に開催されました。

私は3年前に、総務省の出展の一部をお手伝いしたことがあります。
それ以前にも、霞が関こども見学デーにあわせて夏期休暇が取れたときは
出ていたことがあります。

展示内容は 微弱電波を使ったちょっとしたお遊びのコーナーです。

今年は休みが取れたので2日間とも出ていました。

今年の特筆事項として、例年に比べて

「四アマ取得、コールサイン待ち」「三アマ取得 局免変更待ち」

というお子様が多かったことです。

そういうお子様には「 『自分流の楽しみ方』を見つけて長続きさせて欲しい」と思います。

追伸:

私が なぜ「霞が関こども見学デー」で総務省の出展を手伝っているかについて。
このブログでは積極的な公開をしていませんが、私のホームページの自己紹介を
ご覧いただければと思います。

なお このブログは基本的に

「30年以上の長きにわたってアマチュア無線家として活動してきた想い」

が基本です。

2013年8月 7日 (水)

用語解説シリーズ 40回目 「アマチュアバンド」

アマチュア業務用に許可された周波数帯を、俗に「アマチュアバンド」と言います。

基本的にアマチュアバンドにはアマチュア局だけが出てきますが、
国際周波数分配表や、国際周波数分配表を元に各国で決めた国内周波数分配表
に従って、アマチュア業務以外の無線局が出てくることがある周波数帯が有ります。

用語解説シリーズ 29回目 周波数割り当て
http://jo1euj-tom.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-9914.html

日本では
「アマチュア局が動作することを許される周波数帯」(総務省告示第126号)
「注3」が付されている周波数帯
「国際周波数分配表に従って運用するアマチュア業務以外の業務の無線局に
妨害を与えない場合に限る」
とされています。
10MHz帯と430MHz帯〜10.5GHz帯のアマチュアバンドには、その注3が付いて
いますから、アマチュア業務以外の局が出てくることがあります。

この注釈が無いアマチュアバンドでは、国際的にアマチュア業務以外にも割り当てが
あると、アマチュア業務以外の局が出てくる場合が有ります。

最近の例では 日本の7100-7200kHzがわかりやすいですね。
アマチュアに解放される前は放送局が出ている周波数がありましたよね。

日本のアマチュアバンドのうち、145MHz帯と435MHz帯には
電波の規正に関する広報を目的とした
「特別業務の局」が出てくる場合が有ります。

アマチュアバンドに出てくる「特別業務の局」は
JARLガイダンス局(総務省告示第三百九十一号 アマチュア局に対する広報を送信する無線局の運用)と
電監規正局(総務省告示第二百二十五号電波の規正に関する通報を送信する無線局の運用)
の二種類があります。

基本的に電波法令とアマチュア無線の慣習に合致した運用をしているのならば、
この二種類の無線局の電波を受信することは無いはずです。

何らかの違反事項、特に無線局運用規則の第10条、第30条、第258条の2のどれかの
違反、電波法施行規則で定めるアマチュア局、アマチュア業務の定義に反した通信を
行っていると、どちらかの運用担当者が判断したときに、注意メッセージを送信される
場合があります。

2013年8月 1日 (木)

用語解説シリーズ 39回目 「オフバンド」

アマチュア無線の世界で「オフバンド」と言うと、
一般的に「アマチュアバンドからの逸脱」を指します。

アマチュア局は、その動作することを許された周波数帯から、
いかなる発射のエネルギーも逸脱してはいけません。
(無線局運用規則第二百五十七条)

つまり「オフバンド送信禁止」です。 占有周波数帯幅がオフバンドするのも禁止です。

今の市販のアマチュア無線機は、PLL方式で、その制御にCPUを使って居るので、
基本的に表示周波数(搬送波周波数)が仕向国のアマチュアバンド以外(オフバンド)
では送信できません。

日本向け仕様で7MHz帯が拡張する(7100〜7200kHzの許可)前の機種は、
拡張対応改造をすると、他の周波数帯も送信可能帯域が広がってしまう場合は
仕方が無いこととされています。

当然 実際の運用ではオフバンド送信をしないように気をつける義務が免許人に
課せられますが、それには「免許人の年齢や状態」は考慮されません。
「それを単独で適切にできる知識、技能がある」からこその「免許」だからです。

また、HF機で3.8MHz帯は日本では細切れで許可されていますが、実際は
3.8MHz〜4.0MHzまで連続して送信ができるようになっている機種が多いですが、
これも仕方が無いとされています。

アナログVFO時代の機器を使用する場合は、できるだけしばしば
マーカー発振器や周波数測定装置で周波数のズレを確認し、
必要があれば補正することを要求されます。

無線設備の工事の落成検査時に、
TS-520やFT-101などでは、内蔵マーカー発振器とJJYの15MHzや10MHzの
ダブルビートを当時の表記で「電波監理局」の検査官の前で取ったりしたものです。

アマチュアバンドに近接して重要無線通信に周波数割り当てがある場合が有りますから
オフバンドには気をつけなければならないのは言うまでもありません。


ここで気をつけなければならないのが

「アマチュアバンド以外は送信不可能になっている機器」を、
「アマチュアバンド外送信可」に改造する場合は、「オフバンド送信の意思が有る」
と見なされる場合がある

のだそうです。

これを踏まえて、

「日本国内仕様として売っているものを、買った後で内部を海外仕様に書き替えればいい」

と言う方が居ますが、海外仕様にしたところで、日本の従免、局免しか無い場合には
たとえばアメリカに旅行に行ったときに、その方の日本の局免に430MHz帯が有っても、
アメリカで440MHz台は使えません。 
同様に日本の免許に145MHz帯が有っても、146〜148MHzは使えません。

いわゆるオフバンド送信可能化改造をした場合や、
流通段階でオフバンド送信可能な機器のうち、V,UHF帯の機器の場合は、最近の


「アマチュア局の無線設備に関するTSSの保証認定を受ける際の
各種外国製機器使用者の体験談」

を総合するとNGだと判断される場合が多いです。

HF機の場合は「7MHz帯拡張対応」(7100〜7200kHzでの送信可能化)という場合は
問題なく保証認定されるようです。

これらについては 提出資料のヒントなどを掲載している方が何人も居るので、
その方のブログやホームページを参照してください。

参考までに、あとで海外仕様に書き替えればいい」という発言は、状況によっては
「電波法第四条違反」「電波法第五十三条違反」「無線局運用規則第二百五十七条違反」
の示唆教唆となる場合が有ります。
なぜかというと、特に145MHz帯、430MHz帯の
アマチュアバンド対応の外国製機器の保証認定時に
「日本のアマチュアバンド以外では
送信不可能にする処置」を要求されることがある背景を考慮すれば、至極当然でしょう。

同様に他の周波数帯でも日本ではアマチュアバンドでは無いが、海外の一部の国では
アマチュアバンドである場合には、
「日本国内で使うには、日本では許可されない周波数帯の送信禁止処置を要求される」
のだそうです。

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