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2013年7月 6日 (土)

用語解説シリーズ 第33回 「行政指導」と「監査指導」 

監査指導:

一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)の各都道府県支部には
「監査指導委員長」と「監査指導委員」という役員が居ます。

もう10年以上前のことですが、「監査指導委員会」はJARL直轄だったのですが
経費削減等のために 各支部の役員としての活動になりました。

この監査指導委員(委員長含む)が行うアマチュア局への助言活動を「監査指導」と言う場合が有ります。

この監査指導は監督官庁が行う行政指導とは異なりますが、
指導内容によっては「そのまま放置すると行政指導を受けることになるよ」という
助言の場合が有ります。

かつての「JARLモニター局」が「不適切なアマチュア局の運用を行っている者」に
送付した「注意はがき」は「監査指導」の一環としてお送りしていたものです。

監査指導の内容は、監督官庁が行う行政指導に近い内容になってしまう場合が
ありますが、「監査指導委員会」が設置された経緯を考慮すれば

「アマチュア局同士の自己規律、相互啓発」

の範囲が監査指導の基本です。

行政指導:

行政手続法は、行政機関(同法第2条5号)がその任務又は所掌事務の範囲内において
一定の行行政目的を実現するため特定の者に一定の作為又は不作為を求める
指導勧告助言その他の行為であって処分に該当しないものをいうと定義している
(同条6号)。 (ウイキペディアの本日現在の記述を参考)

かつて ハムフェアで関東総合通信局が、DURAS-Mの展示をした際に資料として来場者に配付した
「総務省版のアマチュア局の適正運用に関する注意啓発文書」がありましたが、
その文書は広義的には「行政指導のための文書」となります。

というのは「問題があるアマチュア局の運用をしている者」への「正式な行政指導」
としての各総合通信局からの送付ではないとしても、
受け取った方は「行政指導」と解釈する場合が多いからです。

平成6年に「あまちゅあがいだんす*」が最初に免許されたときには監督官庁の担当官は

「本来なら総合通信局の「電監規正局(総務省告示第二百二十五号 電波の規正に
関する通報を送信する無線局の運用)」が行う「行政指導相当」の行為(アマチュア局
等への広報)をするわけですから相応の注意をもってアマチュア業務の適正化のために
適正な運用をしてください」という趣旨の助言があったのです。

これに関して、かつて、総合通信局職員の目線で見て「行政指導」で行うような内容の
注意行為をガイダンス局運用中に行い、その内容を自身のホームページ類で公開した方が
居ましたが、私が聞いた範囲では それを見た関係機関関係者と関係省庁担当官は
「怒り心頭に達した」と言える状態だったそうです。

過去に監査指導委員になりながら1任期(2年)の途中で自己都合退任した方や
1任期で再応募せず退任した方が何人か居ました。

本業多忙、他都道府県への引っ越しなどが理由の場合がほとんどなのですが、
ごく少数ながら

「行政指導相当の行為ができる」

と勘違いをしている方も居ました。
(「思った通りの活動ができない」と一方的に辞任した方も居ました。)

監査指導委員に応募してくる方の中に ごく少数ながら「行政指導相当の行為ができる」
と思いこんで応募してくる方がいらっしゃいますが、選考通過した方は東京では居ないと
聞いています。

参考までに、通称「JARLガイダンス局」は
総務省告示第三百九十一号 「アマチュア局に対する広報を送信する無線局の運用」
により、「あらかじめ録音された事項の送信のみ」が許されています。
録音内容は総合通信局の監視担当部門等の監修を受けています。

従って、運用担当者が、ガイダンス局用の送信機にマイクロフォンや電鍵を接続し
直接注意内容を送信することはできません。

これを踏まえて、 

仮にガイダンス局を屋外運用して居る場合に注意対象等に運用現場を見られた場合には
多くの場合は注意対象者が「何をしているのか? 自分のどこが問題なのか」を
聞いてくる場合が有ります。

その際にその場で回答を行う際には、私感では

「かつての監査指導用注意はがきに印字されていた文面の中から適切な事項を指摘」

するにとどめるべきであると思います。
先の『「怒り心頭に達した」と言える状態』を生じさせた方は、

「越権行為」

と言える状態だったと聞いています。

その方が住む地域では ある種の目的(特殊な道具を必要とし、その道具の
所持と使用には「公安委員会」の許可が要る)のための不法・違法運用が目立つ
ので
直接指導をした気持ちは分かるのですが、

問題内容を簡略に指摘(かつての注意はがきの文言レベル)したうえで「詳細は監督官庁に聞いてください」として、
監督官庁の問い合わせ先を教えるにとどめるべきでした。

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