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2013年6月

2013年6月30日 (日)

総務省作成 こども向け 電波教室 コンテンツ

総務省 電波利用ホームページ内から。

1 こども向け表紙
http://www.tele.soumu.go.jp/kids/index.htm

2 CGアニメ版 1からもリンクされています。
http://www.youtube.com/watch?v=poILs3DANYY

参考にしてください。

2013年6月24日 (月)

用語解説シリーズ 第32回 「規正」と「規整」

「規整」

第七十一条
郵政大臣は、電波の規整その他公益上必要があるときは、当該無線局の目的の遂行に
支障を及ぼさない範囲内に限り、無線局の周波数若しくは空中線電力の指定を変更し、
又は人工衛星局の無線設備の設置場所の変更を命ずることができる。

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規整は「整える」です。

最近ではアナログテレビの地デジ移行、古くは35年ほど前の中波放送の周波数再編
(例 国際的な中波放送の周波数再編(10kHzステップから9kHzステップになった)に
よりNHK東京第一放送が 590KHzから594KHz、TBSラジオが950kHzから954kHzに
QSYしたなど)に伴い周波数を変更したのが「規整」。

アマチュア無線関連では、かつて144MHz帯が144.00~148.00だったのが
144.00~146.00になったり、2400MHz帯が 2300MHz台が使えなくなったり、
10GHz帯が中抜き(10~10.5GHzから10~10.25と10.45~10.5GHzに分割された)
ことや、新周波数帯の使用許可(最近では7050kHzの指定があれば7100~7200kHzも
使える)は「規整」の範囲です。

#####

「規正」

電波法施行規則第三十七条

次に掲げる通信は、法第五十二条第六号の通信とする。この場合において、
第一号の通信を除くほか、船舶局についてはその船舶の航行中、
航空機局についてはその航空機の航行中又は航行の準備中に限る。
ただし、運用規則第四十条第一号及び第三号並びに第百四十二条第一号の
規定の適用を妨げない。


二十四  電波の規正に関する通信

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規正は「誤りを正す」です。

アマチュアバンド内で「電波の規正に関する通信」ができるのは
JARLガイダンス局(総務省告示第三百九十一号 アマチュア局に対する広報を送信する無線局の運用)と
電監規正局(総務省告示第二百二十五号電波の規正に関する通報を送信する無線局の運用)
に限られています。

アマチュア局同士での占有周波数帯域幅、スプラッター、歪みの有無など
電波の質(電波法第二十八条)に関するレポートの通信
内容としては電波の規正に関する通信になるかもしれませんが、
通信相手がアマチュア局ですから「目的外通信(通信の相手方逸脱)」にはなりません。

電波法第五十二条の規定により「通信の相手方を逸脱」する場合であっても、
通信の相手方は合法の無線局に限られています。

2013年6月22日 (土)

総務省 無線設備試買テストの実施

総務省 報道発表資料 平成25年6月7日

総務省では、微弱で免許が不要な無線設備であると称しているにもかかわらず、
実際には微弱の範囲を超え、総務大臣の免許が必要な無線設備が市場に多数流通し、
他の無線局に障害を与える事例が発生していることから、
一般消費者が誤って購入・使用し、障害を与えることがないよう、
微弱の範囲を超えるおそれがある無線設備を試買して測定を行い、
その結果を公表する等の取組を今年度から実施します。

http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban17_02000009.html

1 無線設備試買テストの概要

微弱の範囲を超えるおそれがある無線設備を1機種について2台購入し、
その発射する電波の強さが法に定める範囲に適合しているかどうかの測定を行います。

2 結果の公表等

測定の結果、微弱の範囲を超えることが明らかな無線設備について、
国民に対する情報提供の一環として、
当該設備の使用に当たっては法第4条第1項に基づく免許等が必要であることを示すと
ともに、当該設備に関する情報をホームページ上で周知・公表します。

また、公表と併せて、当該設備の製造業者、販売業者又は輸入業者に対し、
法で定める技術基準の適合への改善を要請します。

####
対象になりそうなものの具体例(私感)は ここでは省略します。

2013年6月17日 (月)

お掃除ロボット「ルンバ」の「正規輸入品」は無線設備技適機器」です。

ごく最近の新聞報道から。

「お掃除ロボット ルンバ」には正規輸入品と並行輸入品があります。

正規輸入品は日本総代理店「セールス・オンデマンド」が総務省の無線設備の
技術基準適合証明を取得しています。

並行輸入品はこの証明が無いものが多いので、電波法令の観点からは
技適マークが無いものは正規輸入品と完全に同一規格であっても
電波法第四条違反になり得るのだそうです。

そこで気になるのが「どんな無線通信方式を使って、何をしているのか?」です。
「セールス・オンデマンド」の公式ホームページ
http://www.irobot-jp.com/
に詳しい仕様は書いていませんが、キーワードは「お部屋ナビ」です。

「お部屋ナビ」は、どうやらバーチャル壁や掃除の順番を制御する機能です。
もちろん 基地(充電ステーション)との通信にも使っているでしょう。

ここで、一部の新聞記事に出てくるネットショップ担当者の発言には矛盾があります。

(1) 「電波が微弱なので問題はない。電波法違反かどうかはグレーゾーン」
  と言っている販売店がありますが、

  「日本の電波法令で定める微弱電波ならば電波法令違反ではない」
  のはもちろんなのですが、
  「日本の電波法令の微弱電波の基準を満たしているのに電波法違反かはグレーゾーン」
  という意味に取れる回答は矛盾を感じます。

  この製品が日本の電波法令の微弱電波の基準を満たしているか?
  については、類似製品(特に技適取得機器)の規格を見る限りは
  日本の電波法令の微弱電波の基準を満たしていないと考えるべきでしょう。

(2) 「ルンバは赤外線通信。無線ではないので電波法違反にはならない」
   と言うネット販売業者も居るそうな。

   壁を挟んでも通信できている、少々の家具(ダイニングテーブル等)の影になっても
   通信できていることが、赤外線通信では説明できない部分があります。


(1),(2) に関する記事を書いた記者は上記の赤字の発言に関しては
「事実に反する説明」としているようです。 よくぞそこまで突っ込んでくれたと思います。

参考
総務省 技適機器検索結果

http://www.tele.soumu.go.jp/giteki/SearchServlet?pageID=jk01&NAM=irobot&NUM=&FOM=&ERA=1&YAR=&MON=&DAY=&RAD=00-00-00-00&TEC=1&TEC=2&TEC=3&TEC=4&TEC=5&TEC=6&TEC=7&SK=0&DC=0&SC=1&as_fid=D19Rfw84c26B0lV6CFqY

「設計認証」と「相互承認設計認証」です。

たとえば ROOMBA 780 は
電波の型式、周波数及び空中線電力
G1D 2405~2480MHz(5MHz間隔16波) 0.001W/MHz
です。

他の関連機器も同様の内容です。
(そうじゃないと相互に通信できませんから、至極当然です)

上記規格(設計認証規格)を見る限りは 微弱電波と判定できる出力ではありません。

もう一つ問題点があります。
並行輸入品のルンバには充電ステーション等のACアダプタには経産省が定める
「PSEマーク」が無いものが多く、
PSEマークが無ければ「経産省から見ると違反品」となります。

新聞記事等を総合すれば

ルンバを購入するときには

電波法令で定める技適マークとPSEマークの両方がそろっているかの確認は必須

です。

「セールス・オンデマンド」が輸入したもので無線を使う機種は両方のマークがあるはずです。
一部の並行輸入業者は両方のマークがあるものを販売しているようです。

しかし新聞記事に出てきた店舗が販売するものは技適マークもPSEマークも無いもの
(少なくとも「技適マークは無い」ことは記事から推測いや断定できる)ですから、
購入者が自己防衛するしかないでしょう。

技適マークが無いまま販売した店舗は、先例(高出力無線LAN機器販売)では
「電波法第四条違反幇助」で店舗代表者が逮捕され、
購入者は「電波法第四条違反」で書類送検た例があります。
3年ほど前にそれを報じた新聞社と同じ会社が、今回のルンバのことも記事にしています。

電波法令で定める技適マークが無いルンバを使った場合は
使用者が電波法第四条違反、販売した販売店は電波法第四条違反幇助に
問われることになるからです。

参考記事
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130616/its13061609040000-n1.htm

補足:

新聞記事を参考にすれば正規輸入代理店が輸入している機種のうち

「技術基準適合証明等を受けた機器の検索」に出てこない機種は無線通信機能非搭載
(赤外線だけを使っている)。

と思われますが、詳細規格を機種ごとに調べなければ判断はできません。

輸入元の iRobot Corporation の情報を元にすれば、「お部屋ナビへの対応の有無」が
キーワードになっていそうです。

2013年6月15日 (土)

電鍵「匠」

CQ hamradio誌 2013年6月号 135ページの立てぶれ電鍵です。

お値段が税込45000円。台数限定ではないようですが、シリアルナンバー入りですね。

私が愛用している電鍵は学生時代に購入した JRC KY-3Aで30年以上使っています。

この「匠」は、構造や材料にいろいろこだわっているようですね。
使い手を選びそうな気がします。

というのは、縦ぶれ電鍵の打ち方には 按下式、反動式に大きく二分されるようです。

私の縦ぶれ電鍵の打ち方は、かつて 無線従事者国家試験の電気通信術の科目で、
受験生の前で試験問題を送信したことがある方から教わった反動式です。
オープンテープレコーダやカセットテープレコーダーを使って居なかった時代は、
送信役の試験官がミスしたところは採点時に考慮されたそうです。

正しい打ち方をすれば、長時間打っても疲れません。
かつて有線電報や無線電報全盛期の頃の電話局や各海岸局に勤務している方々は
それぞれの職場で「師匠」とされる方から打ち方を教わっているのです。

自己流でバネを弱くして接点間隔を狭めて打っていると、時期の差はありますが
確実に「手崩れ」といって、思うように符号を打てなくなります。

師匠から教わっていても手崩れが起きることがありますが、師匠から克服法の
アドバイスを受けて練習していると いつのまにか克服していることがほとんどです。

また、KY-3Aや匠のような構造の電鍵は「ベストポジション」(バネ強度、接点間隔)の
調整がシビアです。

そういうことを考慮すると、この「匠」は反動式と按下式のどちらでも、
いわゆる「電報の送受信を生業としてきた方の間で受け継がれてきた「正しい打ち方」
ができる方じゃ無いと使いこなせないのではないかと思います。

私自身は お値段や自分が運用する頻度を考慮すると「今は買わなくても良いかな」
と思います。

ハムフェアで実物を見たら気が変わるかも知れませんがね。

用語解説シリーズ 31回目 「お借りします」 は不要!

「メインお借りします」「レピータお借りします」

よく聞くフレーズですが、果たして「お借りします」は必要でしょうか?

無線局運用規則には『「お借りします」を言いなさい』とは全く書かれていません。

どうやら、不法CB、不法パーソナル無線の慣習が持ち込まれたものでしょう。

というのは、不法CBは120チャンネルあるチャンネルごとにそのチャンネルを
仕切るグループ。

不法パーソナル無線はチャンネル固定機能がある不法改造機が横行しており、
さらに各チャンネルごとにそのチェンネルを仕切るグループ。

があって、そのグループ自体かその傘下の「クラブ」に所属していない方は
「グループまたはクラブから借りる」という発想のようです。

そもそも無線局に割り当てる周波数は、

国が周波数計画にそって無線局の目的に沿って申請により免許を与え、
もしくは免許不要としている無線局に指定するもの

ですから、特定個人、特定グループの所有物ではありません。

アマチュア無線の場合は アマチュアバンド全てがアマチュア局全ての共有財産
ですから、(電監規正局、JARLガイダンス局も含みます)
「お借りします」は一切不要なのです。

2013年6月 1日 (土)

電波の日

毎年6月1日は「電波の日」です。

これは1950年6月1日に電波三法(電波法・放送法・電波監理委員会設置法 )が
施行されたことにちなみ、国民に対して電波利用に関する知識を普及啓発させる
目的で、当時の電波監理委員会が1951年に6月1日を電波記念日として制定した
のが起源です。

この前後15日間、5月15日から6月15日を「情報通信月間」として
各地で様々な行事が行われます。

アマチュア無線仲間各位

電波法令集またはその抄録(アマチュア局用として承認されたもの)の備え付け義務は
無くなりましたが、関連告示も含むと結構頻繁に変わっています。

電波の日を機に 法改正部分の確認をしてもいいのではないでしょうか。

アマチュアコードにある「アマチュアは進歩的であること」とは、
法改正にも敏感であって欲しいと思います。

地デジ スカイツリー完全移行

昨日(平成25年5月31日) 09:00:00 をもって関東地区の地デジ送信の
基幹送信所は 東京タワーからスカイツリーに完全移行しました。

一部地域で まだ受信障害が残っているそうですので、目下対応中だそうです。

受信障害の原因は

東京タワーとスカイツリーの方向が異なるので
地デジアンテナの指向性方向を変えなければならない

というのが最も多いと思いますが、

スカイツリー送信波のほうが 実行輻射電力(EIRP)が高いので、
結果として受信電界強度が高すぎて、地デジブースターやテレビ等の入力段で
レベルオーバーになっている場合が有る

という現象もかなり多いということです。

たとえば上昇したEIRP(電界強度)が原因で感度抑圧が発生し、
ローカルテレビ局の受信がうまくいかない例

 

受信電界強度が高すぎて高周波増幅段で信号が歪んでしまい
結果として正しくデジタル信号を復調できない例

があるそうです。

スカイツリー移行後に受信障害が発生している場合は

東京スカイツリー移行推進センターのコールセンター

0570-51-5150

http://t-sapo.com/

まで連絡をしてください。

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