« 地デジ スカイツリー 試験電波 | トップページ | 続・家電機器のリモコン »

2013年2月 9日 (土)

家電機器のリモコン

1  「家電機器のリモコンは電波を使っている」と思っていらっしゃる方は大勢いらっしゃいます。

2  電波を使っていれば、基本的に総務省が定める技適マークがあるはず。
   あるいは任意で微弱電波マークがある場合が有る。
   たとえば車のキーレスエントリーは微弱電波マークが無い。

3  技適マークが無い家電機器のリモコンは、たいてい赤外線を使っている。

4  リモコン送信機の先頭に透明の「ボッチ」があるはずで、それは赤外線LEDである。

5  赤外線リモコンは赤外線LEDの点滅で信号を送る。この点滅の仕方にはルールが有る。

6  この点滅のパターンは日本では「家電協フォーマット」に従っている事が多いが、
   一部のメーカーはメーカー独自フォーマットの場合がある。

7  赤外線LEDの点滅パターンの概要は

   プリアンブル+メーカーコード+機器コード+ボタンコード

   である。

   この「メーカーコード」は「家電協フォーマット」の場合は 家電協がメーカー毎に決めている。

   「家電協」とは「一般財団法人 家電製品協会 (http://www.aeha.or.jp/)」のことである。

   「機器コード」と「ボタンコード」は各メーカーが独自に定める。

8  基本的に受信側は「メーカーコード+機器コード」のすべてが自分宛でなければ
   「ボタンコード」を無視するようになっている。
   機能が簡易な場合は「ボタンコード」の部分しか見ていない場合が有る。

9  1~8に挙げた理由から、「他社の機器や同一メーカーでも異なる機器では誤動作しない」
   ようになっているが、希に他の機器のリモコンでも動作をしてしまう場合が有る。

10 ある機械の受信側が「ボタンコード」しか見ない場合において、
   他の機械のリモコン信号の一部が自分にとって意味が有る「ボタンコード」だと
   誤作動する場合が有る。

11 たとえば 機械αへのリモコンの点滅パターンをモールス符号に置き換えると
  「メーカーコードは「A」、機器コードは「B」、ある動作「β」をさせるボタンコードが「C」だったとする。

   このとき、同じ場所に設置した別の機械「γ」のリモコン受信部がボタンコード部のみを解釈するとして
   βにとって「C」というパターンは「動作はλ」だったとする。

   この場合はαに、αのリモコンから送信したリモコン信号「ABC」のうち「C」を
   γのリモコン受信部が検知すると「λをする」と認識してしまう。

12 家電品の説明書の、リモコンに関する説明部分には、このような誤動作が起きる
   可能性があることを

   「他のリモコン機器があると正しく動作しない場合が有る」

   などの書き方で表している。

13 誤動作解消のためには 可能ならば「リモコンチャンネル」を変えることになる。
   これにつては家電機器の説明書に書いてある。

文章で書けば 最低限に絞ったつもりでも これだけになる・・・・

これを 電波教室等で話すのには数分では無理で、10分はかかるだろうな。

と思っていたら、「編集のプロ」と「情報伝達のプロ」の手に掛かれば、

僅か2分で、「リモコンの信号の秘密」と「誤作動の原因解説」

の要点を伝えることができるんですね。

« 地デジ スカイツリー 試験電波 | トップページ | 続・家電機器のリモコン »

アマチュア無線」カテゴリの記事