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2013年2月11日 (月)

用語解説シリーズ 25回目 電波障害(TVI)

無線局は、他の無線局に妨害を与えたり、放送の受信に支障を与えた場合は
遭難通信を行う場合などの例外規定に該当する場合を除いて、
直ちに電波の発射の中止をしなければなりません。

テレビ放送受信に妨害を与えることを「TVI」と言います。

テレビ放送の受信に関して、アナログテレビ時代は

50MHzの二倍波は 100~108MHzになるので、
VHFテレビの2チャンネル(96~102Mz)と3チャンネル(102~108MHz)に重なります。

21MHzの5倍波は 105~107.25MHz となり、VHFの3チャンネルに重なります。

ということは 電波障害関連の試験問題(国家試験でも講習会の修了試験でも)の
「理解しておいて欲しい重要問題」になっていました。

今は VHFテレビの周波数は『CATV業者が実施する「デジアナ変換」による配信』で
使われていますが、今後は新割り当てになった業務に妨害を与えないように注意が
必要なのは言うまでもありません。

地デジ放送に関して気をつけなければならないのは430MHz帯です。

地デジテレビは UHFテレビの13チャンネルから52チャンネル(470~710MHz)
使っています。
アナログテレビ放送時代に使われていた710~770MHz (53~62チャンネル)は、
携帯電話等に再割当
されています。

ここで、市販の地デジブースターは 400MHzあたりから800MHzあたりまでが
増幅対象帯域
になっています。

地デジテレビの受信入力初段の高周波増幅部は性能的には400MHzあたりから
800MHzあたりまでが増幅対象帯域
になっています。

このため、アマチュアバンドの430MHz帯、
簡易無線やタクシー無線等の450MHz帯の電波が
地デジ用ブースターや地デジテレビの高周波増幅部に入力された場合には

重症時には地デジテレビが全く映らない。(ブラックアウト)

程度が軽くてもブロックノイズ(画面がモザイク状)が出る。

などが起きる場合が有ります。

144MHz帯アマチュアバンド、150MHz帯の各種業務バンドの三倍高調波が
何らかの原因で混入した場合にも起きる場合が有ります。

市販のテレビアンテナメーカーから、これに対応するトラップフィルタ(帯域除去)が
ありますし、JARLの支部によっては、このトラップフィルタの製作講習会を開催
している所もあります。

アナログテレビ時代とくらべると、デジタルテレビは「TVI」が起きにくいと言われていますが
油断してはいけません。

特に 三アマ合格して50Wに変更申請して許可されたときは要注意です。
「20Wだと起きないのに50Wだと起きる」という場合が有るからです。

似たような例で、一,二アマで移動する局しか開設していなかったのに、
移動しない局としてHF帯で100W、200Wも開設したとき、
50Wだと起きないのに100W/200Wだと起きる場合も有るので気をつけなければなりません。

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