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2012年11月17日 (土)

用語シリーズ 17回目 移動範囲

アマチュア局において、「移動する局」の場合は、かつては
無線局免許申請書のうち無線局事項書では「上空」「陸上」「海上」から
移動範囲を選択していました。

つまり

「移動しない」「陸上」「海上」「上空、陸上」「上空、海上」「陸上、海上」「陸上、海上、上空」

から選択する書式だった時代があります。(局免がコンピュータ印字になった最初の頃)

今は単純に「陸上、海上、上空を移動する」か「移動しない」かの二択です。

ここで、実際の交信を聞いていると、たまに出てくるのですが

道路の高架橋、特に河川に掛かる橋梁を車で移動中に

「****川上空移動」

という方がいらっしゃいます。この場合は、

「陸上の道路を移動している」わけですから「上空移動」というのは大間違いです。
(この主旨の記事は何年か前のCQ Hamradio誌にも載ったことがあります)

ときどき、自家用小型航空機や自家用ヘリコプターで上空移動をしている方が居ます。
この場合は「エアロ(ノーティカル)モービル」と言う方が多いようです。
アマチュア無線の世界で「エアロノーティカルモービル」というと、「航空機で移動中」を
指すのですが、国際電気通信連合憲章や同付属無線通信規則では

「航空移動業務」(電波法施行規則第三条第七号)

を指します。

航空無線通信士の無線従事者免許証の英文表記には

Aeronautical Mobile Service

という表記があるのですが、これは和訳すると「航空移動業務」となります。

アマチュア無線の場合は移動する場合の移動範囲を限定することは、
アマチュア無線の目的を考慮すれば相応しくありませんから、
今の局免の書式になったあたりから単純に移動するのかしないのかの二択になったようです。

たとえば、航空機に設置する場合で航空機の常置空港、常置場外離着陸場以外に
着陸しているときに運用するための移動範囲は?

を考えると、「上空」に加えて「陸上」も含んでいないと、「できない」からなのです。
だから、「上空だけ」の選択肢が無かったのです。

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