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2012年10月 8日 (月)

用語シリーズ 第15回目 「暗語」

アマチュア局の通信には「暗語」は使えません。(電波法第五十八条)

では「暗語とはなんぞや」ですが、これは一般的には 「通信している当事者しか判らない言葉」です。

似たようなもので「秘匿性」があります。
こちらは無線設備規則第十八条第二項でによりアマチュア局の送信装置には秘匿性は許可されません。

参考までに電波法第百九条の二 第三項には

 前二項において「暗号通信」とは、通信の当事者(当該通信を媒介する者であつて、
その内容を復元する権限を有するものを含む。)以外の者がその内容を復元できないように
するための措置が行われた無線通信をいう。

という規定が有ります。

この条文は 暗語の使用と秘匿性の使用もどちらも適用されうる条文です。

「送信装置が自動的に暗号化して、受信装置が自動的に復号する設備」が秘匿性です。

RTTYやパケット通信、PSK31、SSTV等は一見すると「秘匿性機能」に見えます。
なぜなら「対応する設備が無ければ受信(復号)不可能」だからですが、
通信するための方式(副搬送波周波数や符号形式など)は一般公開されていますから
秘匿性機能ではありません。

アマチュア局の通信内容は、アマチュア局の目的から言えば

『「通信相手のアマチュア局以外の者」に聞かれても構わないもの』

であるのが国際法上の大原則ですので暗語も秘匿性も認められません。

唯一 アマチュア無線用の人工衛星の制御信号だけは別です。
これは「勝手に制御されたら他の衛星が困る」からなどの理由があります。

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