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2012年7月14日 (土)

難解用語解説 2回目 「およそ10分ごとに一度」

難解シリーズ その2

無線局運用規則第三十条(長時間の送信)

無線局は、長時間継続して通報を送信するときは、三十分(アマチユア局にあつては十分)ごとを
標準として適当に「DE」及び自局の呼出符号を送信しなければならない。

注:電話では「DE」は「こちらは」と読み替えます。

巷では

「コールサインを言うのは10分に一度で良い」

と言う方が居ますが、これは正確には

「アマチュア局の場合は、一回の送信時間が連続して10分を超える場合は、
10分に1回を目安に自局のコールサインを送信すること」

なのです。

通常の交信では数十秒ないし長くても数分くらいで相手局と交互に送信受信を続けます。
その場合は厳密には毎回の送信の冒頭には

相互のコールサイン(運用規則第二十九条)もしくは
自局のコールサイン(運用規則第二十三条第二項、運用規則第百二十六条の二)

を送信しなければなりません。

ラグチューに熱が入ってコールサインを言わないのはダメです。 

ちなみに、ラジオ放送局が30分ごとに 放送局名とコールサインを言うのは
運用規則第三十条の規定に従っているからです。
テレビ局の場合にはテレビ画面の隅っこに放送局のロゴを表示している場合が有りますが、
これは放送法も絡んでくるのですが、無線局運用規則第三十条で定める「自局の呼出符号の送信」と見なされています。

参考までに、巷に出回っている、グレーの表紙のアマチュア無線パンフレットの7ページ

「必ず10分間に1回は自分のコールサインをハッキリと言いましょう」

という記述が有る場合は、この部分は誤りです。

平成22年の名古屋で開催されたJARL総会で私が根拠条文の提示を質問しましたが

「『いかなる場合でも10分に一度コールサインを言えばよい』という意味に取られる
この記述は誤りである。増刷時には修正する」

という趣旨の言質を当時の発行団体の専務理事から頂いています。(議事録参照)

無線局運用規則
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S25/S25F30901000017.html

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