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2011年4月 9日 (土)

無線従事者免許(特にアマチュア無線技士)の取得低年齢競争に思う

無線従事者国家試験には 受験に際して年齢制限はありません。
3歳で第四級アマチュア無線技士に合格した例があるとか。
でも、よく考えて欲しい。
国から免許を与えられたということは、

「その資格で行うことに対して法的責任を負えるし、資格で行うことができる技量も備えている」

ということである。

電波法令の意味を正しく理解し、無線工学も、理論を正しく理解し、どんな問題でも正解を得られる

ように知識を習得しての国家試験もしくは養成課程講習会の修了試験に合格した場合であっても

国家試験問題(第四級アマチュア無線技士に関しては日本無線協会のホームページで公開されている)

や養成課程講習会で使用する模擬試験の問題と答えを、「なぜそれが正解なのか」を理解することは

二の次三の次で、正答のみを単純に丸暗記して、

いわゆる「問題プール」にある問題以外が出題されたら、正解がおぼつかない状態での試験合格

であっても、免許されたからには、負わなければならない責任は同一である。

未成年者、特に小中学生、未就学児であっても、免許された範囲で行う行為に関しては、

成年者と同じ責任を負う覚悟を持って欲しい。

たとえば、JARL局や記念局、特別記念局に運用しに出かけたとき、

ズラリと並ぶ無線機のなかから、自分1人で自分の資格で操作できるものを選び、

自分ひとりで電源を入れ、周波数、電波型式を設定し、法令に則って操作、運用ができて当然なのである。

ところが、特に小学校低学年以下の子供の場合に見られるのだが、

親が熱心なアマチュア無線家の場合、親が子供の横につきっきりで、無線機の操作をあれこれ教えて

いたり、実際の通信の方法をあれこれ教えているのでは、

その子は試験勉強で何を学んだのか、

せっかく勉強した「運用規則」を覚えていないのか

をお伺いしたい。

アマチュア無線技士であっても、国家資格である無線従事者資格の一つである以上、

免許された範囲に関しては年齢に関わりなく一様に法的責任を負うべきである。

まあ 実際の通信方法に関しては、法令通りが前提ではあるが、アマチュア無線の慣習も踏まえる

必要があるので、こればかりは「先輩ハム」が、実地で教えるか、実際の通信を受信して聞いて覚える

しかない。

ただ、電波法令に照らし合わせると不適格な通信をしている例も一部に在るので、

親がハムの場合はきちんと子供に「見本にしてはいけない例」を教えるべきであるのは言うまでもない。

ともかく、数年前の記録だそうだが、「3歳で4アマ合格」は、快挙ではあるが、私はその3歳児には、

1 本人単独で無線機を操作できること。

2 電波法令上の責任は、大人と同じ責任を負って頂くこと.

この2点を要求する。

アマチュア無線技士に限らず、受験・免許取得に際して年齢制限が無い国家資格の免許取得に関しては

本人が望んだにせよ、親が仕向けたにせよ、自分が免許されたことに関して行う行為には、年齢に関わりなく

大人と同じ管理責任能力を要求されて当然なのであるし、大人と同じ管理責任能力を要求するべきなのである。

「免許を受ける」と言うことは、それくらい「重い」ことである。


それをきちんと認識した上での低年齢競争なら歓迎する。

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