2017年2月18日 (土)

CQ Ham radio 2017年3月号

120-121ページに私が執筆した記事が載っています。

「JT65運用ガイド」 JA1FMN 山西秀司さん担当の中のコラムです。

各総合通信局の報道資料で、

「日本のアマチュアバンド外でデジタル通信(JT65)を行った」

などで摘発される件数が増えていることを受けて執筆したものです。

誌面の関係で肩書きは割愛していますが、

(一社)日本アマチュア無線連盟 東京都支部監査指導委員
(一社)日本アマチュア無線連盟 関東地方本部区域社員
総務省 東京都電波適正利用推進員協議会 会長

という立場で、
アマチュアバンド逸脱防止と使用区別逸脱防止を啓蒙する目的で、
「そんなの判っているよ」とおっしゃる方にも最新告示の再確認を
促す意味で執筆しました。

2017年2月12日 (日)

用語解説シリーズ 第80回目 通話表

最近、Twitterのとあるアカウントが
「アマチュア無線では無線局運用規則別表第五号の通話表を絶対に使わなければならない」
という趣旨のこをと言っているようです。

この「アマチュア業務では絶対に無線局運用規則別表第五号の通話表を使うこと」は誤りです。

無線局運用規則第十四条では

第十四条
 無線電話による通信(以下「無線電話通信」という。)の業務用語には、
別表第四号に定める略語を使用するものとする。

 無線電話通信においては、前項の略語と同意義の他の語辞を使用してはならない。
ただし、別表第二号に定める略符号(「QRT」、「QUM」、「QUZ」、
「DDD」、「SOS」、「TTT」及び「XXX」を除く。)の使用を妨げない。

 海上移動業務又は航空移動業務の無線電話通信において固有の名称、略符号、
数字、つづりの複雑な語辞等を一字ずつ区切つて送信する場合及び
航空移動業務の航空交通管制に関する無線電話通信において数字を送信する場合は、
別表第五号に定める通話表を使用しなければならない。

 海上移動業務及び航空移動業務以外の業務の無線電話通信においても、
語辞を一字ずつ区切つて送信する場合は、なるべく前項の通話表を使用するものとする。

 海上移動業務及び海上移動衛星業務の無線電話による国際通信においては、
なるべく国際海事機関が定める標準海事航海用語を使用するものとする。

 航空移動業務及び航空移動衛星業務の無線電話による国際通信においては、
なるべく国際民間航空機関が定める略語及び符号を使用するものとする。

####

と規定されています。

つまり、

第三項の規定に依り「海上移動業務又は航空移動業務」で
「無線電話で、語字を一字ずつずつ区切って送る場合」は
「別表第五号の通話表を使いなさい」です。

第四項の規定では
海上移動業務又は航空移動業務以外の業務」でも
「語字を一字ずつずつ区切って送る場合はなるべく別表第五号を使いなさい」です。

アマチュア局は、第四項に従えば良いのです。
このため、基本は別表第五号です。
でも「伝えやすさの観点では、別の語を使っても良い」
のです。

たとえば、著名な地点名、人名、国名などを使って、
少ない伝送回数(理想は当然1回)で相手局に了解して貰うことが
肝要です。

このため、たとえば「J」を「Juliet」ではなく「Japan」というのは許容できます。
但し、「クリスマス」を「X'mas」から「X」としてはいけません。
英語では「クリスマス」は「Christmas」が正しい綴りなので「C」になってしまいます。

なお「J」を「ジュリエイト」と言うのは御法度」です。
ジュリエット」の「」にアクセントを置くあまりの派生でできた
言い方
でしょうが、これでは外国人には通じませんし、
日本人でもこの言い方を嫌う方は多いです。


さらに、3年ほど前の、とあるコールサインでのtweetで、
「無線電話ではQRTは使うな」というものが有りますが、
これも誤りです。

無線電話で使う略語は、無線局運用規則第十四条により
「無線局運用規則別表第四号」ですが、
この別表第四号には『「QRT」を無線電話ではどう送信するのか』
の規定が在りません。

(「QRT DISTRES」と「QRT SOSバー」を無線電話で送信する際の規定はありますが、
どちらも「通信停止遭難」を意味するものです)

無線局運用規則第十四条第2項の「但し書き」では、

「別表第四号で規定している用語は、他の言い方をしてはいけないが、
別表第二号の用語は「QRT」、「QUM」、「QUZ」、
「DDD」、「SOS」、「TTT」及び「XXX」を除いて使っても良いよ」


という意味です。

このため、別表第四号に規定が無いものは、慣用的に別表第二号が使用されているのが実情では無いでしょうか。
「QRA」を自分の名前などアマチュア無線流解釈になっているものも在りますけどね。

2017年2月 5日 (日)

3,576kHzはオフバンド、そして危険な周波数です。

平成27年10月16日付 関東総合通信局 報道資料

http://www.soumu.go.jp/soutsu/kanto/info/27/1015uk.html


アマチュア局が動作することを許される周波数帯外の電波監視について

抜粋:
《オフバンド※1での電波発射は違反です》

※1 オフバンド
 平成21年総務省告示第126号「アマチュア局が動作することを許される
周波数帯を定める件」において示される周波数の範囲外の意。
JT65でオフバンド通信となる周波数の例 1,838kHz、3,576kHzなど

####
ここで、三才ブックスが刊行している「周波数帳」のバックナンバーを見ると、
3,576.5kHz(周波数帳の方針から、搬送波周波数)に、防衛庁が
使っている周波数が載っています。
電波型式は A1AとJ3Eで、J3Eの場合はUSBです。

業務局では、占有周波数帯の中心で周波数を表しますから、
搬送波周波数 3,576.5KHz の J3E(USB)の場合は、
中心周波数は 3,578kHz となります。

ここで、3,576kHz で JT65等に出るとどうなるでしょうか。
JT65等ではUSBを使いますから、
3,576~3,579kHzの間に DF が有ることになります。
ということは、ほぼ完全に この 3,576.5kHzに妨害を与えることになります。

周波数割当には公開の原則がありますが、
世界的に治安維持関係、防衛(軍隊)関係の周波数は非公開が原則です。

今もこの周波数帳に書いてあるとおりに割り当てられているかどうかは判りません。

2004年版周波数帳までは類似表記で掲載が確認できています。
さらに「3,578.5kHz は気象庁が使用している」と掲載している号(2004年版)もあります。
この周波数にも3,576kHzの使用は妨害を与えますね。

3,576.5kHzの防衛庁の割当は今も有効なのか。
これは総務省の免許情報検索でも検索は不可能でしょう。

3,578.5kHzの気象庁は出てくる可能性は有りますが、これも
位置づけによっては非公開でしょう。

学生時代の同期の友人の一人で、一総通持ちの方が気象庁に就職しています。
その友人は、気象庁本庁(日本の某所にある通信所)で、
マーカス島(南鳥島)との短波通信回線を担当したことが有り、
周波数は教えてくれませんでしたが、短波帯に何カ所か、
電波伝搬を考慮して使い分けするための専用周波数があることを
言っていました。

ネット回線が発達した今では、衛星経由で通信するでしょうけど、
短波回線をバックアップで持っている可能性は否定できません。

この周波数帳掲載の割当が今も在るとすれば、
3,576kHzでJT65を運用すると、
3576.5kHzや3,578.5kHzに妨害を与えることになります。
この場合は、電波法第一〇八条の二に規定する「重要無線通信妨害」を
適用される可能性が高いことになります。

ですので、3,576kHzでの運用はオフバンドですし、上記理由から、
意図的でもうっかりでも絶対にやってはいけません。

2017年1月22日 (日)

電波の安全性に関する説明会」を東京都千代田区で開催

 総務省関東総合通信局(局長:高崎 一郎)では、
「電波の安全性に関する説明会~安全で安心な電波利用環境に向けて~」
を下記のとおり開催いたします。

1 日時

平成29年2月23日(木曜日)13時30分から16時30分まで
(受付開始13時00分)

2 場所

九段第3合同庁舎 11階共用会議室
(東京都千代田区九段南1-2-1)
参加に当たっては、公共交通機関をご利用ください。

3 主催

総務省 関東総合通信局

4 講演内容

  • 講演1
    「電波の安全性に関する総務省の取り組み」
      総務省総合通信基盤局電波部電波環境課 篠澤 康夫 課長補佐
  • 講演2
    「電磁波の健康への影響と電波防護指針について」
    一般財団法人電気安全環境研究所
      電磁界情報センター所長 大久保 千代次 氏

詳細は下記URL参照。
http://www.soumu.go.jp/soutsu/kanto/press/29/0116rk

2017年1月 7日 (土)

松戸駅前のキャバクラを電波法令違反で摘発

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくおねがいいたします。

産経新聞が報じたところに依ると、
松戸駅前のキャバクラが摘発されました。

店の名前は、かつてこの店の近辺に有る賃貸ビルに
勤務先の事業所が在った関係で知っていますが、
ここでは非公表とします。
 
435MHz帯ハンディ機を使った客引きと店内の連絡用です。
 
記事にありますが、何人かのアマチュア局が80条報告、
その後 何度か 注意文書等で警告していましたが
止めなかったことからの摘発です。

松戸周辺のアマチュア局免許人からの電波法第80条による
不法局の報告を受けて、内偵、監視官による確認が行われ、
昨年6月に最初の警告を行ったようですが、その後も改善せず、
結果的に関東総合通信局が松戸警察暑に告発し、
摘発になったようです。

公表できる範囲で・・・
 
80条報告提出から、監視官による現認と初回警告(昨年6月)まで、
少なくとも数ヶ月かかっています。
もしかしたら、80条報告から初回警告まで1年以上掛かっているかもしれません。

その後、改善したかどうかの確認と、改善していないことの
再現認と摘発まで4ヶ月(昨年10月)、
そして書類送検が今年1月6日ということです。
 
監視官の苦労がうかがわれます。

de JO1EUJ 髙橋 俊光
JARL東京都支部監査指導委員
JARL関東地方本部区域社員
東京都電波適正利用推進員協議会 会長

2016年12月20日 (火)

CEPT資格(上級)を一アマ見なしパブコメ結果

12月8日に公表されていました。

意見総数20件 うち1件はJARLの意見です。

http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban09_02000205.html

2016年12月18日 (日)

パプアニューギニアで大地震発生

米国地質調査所(USGS)によると、日本時間12月17日19:51頃、
パプアニューギニア付近を震源とするM7.9の地震が発生しました。

また、気象庁によると、この地震により日本の沿岸では若干の海面変動があるかもしれ
ませんが、被害の心配はありません。
【12月17日23:30現在、レスキューナウまとめ】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161217-00000013-rescuenow-int

パプアニューギニアはITUでは第3地域です。
IARU提唱非常通信周波数には当面注意が必要です。
3600kHz (All Modes ±5kHz)
7110kHz (All Modes ±5kHz)
14300kHz (All Modes ±5kHz)
18160kHz (All Modes ±5kHz)
21360kHz (All Modes ±5kHz)

de JO1EUJ 髙橋 俊光
JARL東京都支部監査指導委員
JARL関東地方本部社員
東京都電波適正利用推進員協議会 会長

2016年12月11日 (日)

5MHz帯が国際割当に追加

平成28年12月8日に周波数割当計画の変更告示が公布されました。

それによれば、先に行われた
国際電気通信連合(ITU)2015 年世界無線通信会議(WRC-15)
(平成27 年(2015年)11 月2日から同年11 月27 日まで スイス国
ジュネーブにて開催)の審議結果を受けて、ITU 憲章及び条約に規定
する無線通信規則の一部改正が発効されることに伴い、

国際的な周波数割当で5,351.5kHz〜5,366.5kHzが二次業務として
アマチュアに割当になったことを、国内の計画表のうち「国際割当」に
反映するものが含まれています。但し国内割当はまだです。

国内割当のためには、少なくとも5,351.5kHz〜5,366.5kHzを使用している
他の業務が別の周波数にQSYすることが原則必須です。

しかし、国際的にもアマチュアは二次業務ですから、一次業務の
割当に対して、QSYを要請することはITU-RRでは明確に禁止していますし、
アマチュアは等価当方輻射電力が基本15ワット、(地域によっては20ワットや25ワット)
に制限されていることを踏まえれば、国内割当をアマチュア専用にすることは困難で、
一次業務の局とは、アマチュアは二次業務として共用になると思われます。

この告示改正のために行われたパブリックコメントの結果が12月8日に公表されています。

http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=145208809&Mode=2

3件のアマチュア無線家からの意見がありますが、
うち2件は「同時に国内割当も変更して欲しい」という趣旨が含まれています。

おそらく、この意見を出した方の目線では

『国内割当も変更すると同時に、
「アマチュア局が動作することを許される周波数帯」と
「アマチュア業務に使用する電波型式及び周波数の使用区別」の
両告示も同時改正でなければ賛成しなかった』

と思われますが、同時変更は今までのアマチュアバンド追加の
法令や告示変更手順を踏まえると無理です。
137kHz帯や472kHz帯が実際に使用できるようになるまでと同様の手順は必要です。

一見、どこも使っていないように見えても、「どこが使っているのか非公開の一次業務」が使っている場合は、
その一次業務にQSYをお願い(厳密なRR等の規定ではご法度ですが)してQSYしていただくのは、
割り当てが公開されている一次業務が存在する場合と比べると、より困難が伴います。

2016年12月 7日 (水)

インドネシア大地震 非常通信にご協力を

12月7日05:03(現地時間)、インドネシア・スマトラ島のアチェ州で
マグニチュード6.5の強い地震が発生し大きな被害を与えています。

下記の周波数はクリアにするよう、ご協力をお願いいたします。

IARU提唱非常通信周波数
3600kHz (All Modes ±5kHz),
7110kHz (All Modes ±5kHz),
14300kHz (All Modes ±5kHz),
18160kHz (All Modes ±5kHz),
21360kHz (All Modes ±5kHz)

JARLの速報
http://www.jarl.org/Japanese/2_Joho/News2016/2016_news-12.htm#1207

de JO1EUJ 髙橋 俊光
JARL東京都支部監査指導委員
JARL関東地方本部社員
東京都電波適正利用推進員協議会 会長

JARL東京都支部 支部大会とニューカマーセミナー

1:ニューカマーセミナー
  日時 平成29年1月29日(日)10:00~16:00(受付9:00~)
  場所 武蔵野市立「かたらいの道市民スペース」
      武蔵野市中町1-11-16

  詳細
  http://www.jarl-tokyo.com/2016newcomer.html

2:支部大会

  日時: 平成29年320日(月・春分の日)
  場所: 武蔵野スイングホール11F「レインボーサロン」
  
     武蔵野市境2-14-1

 詳細

    http://www.jarl-tokyo.com/2016shibutaikai2.html

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